うーむ、うむうむ!

  実は別件で忙しく、エゼクターの製作迄いきませんでした。検討作業だけです。

  まず、U氏から頂いた資料で、キャブ右側にエゼクターがあり、キャブ下には真空ブレーキシリンダーが載っている写真がありました。その画像ではエゼクターの太い排気管が煙室迄延びていて、給水管より太いパイプでした。問題はインゼクターで、多分セラー式と思われるインゼクターはキャブの前方妻板で遮断されており、本体はキャブ内ですが、先っぽと排気管はキャブ外という面倒な構造でした。そして、インゼクターは異常に高い位置にあり、ターレットの蒸気パイプの出口と同じ高さです。ターレットも角形の面白い形。圧力計はメーター二つで左に偏心した変なかたちと、製作がかなり厄介と覚悟しました。古典機では機関士は右側ですが、まさにそこに逆転レバーと真空ブレーキの制御ハンドルがありました。そして、多分左手でスロットルレバーを操作しながら、右手でブレーキ制御をしていたのであろうということは、想像出来ます。16番で何処迄作りましょう?その取捨選択の岐路を感じます。大きなゲージなら実物通り作り込むことが当たり前でしょうが、1/80程度の縮尺なら、どこかではしょってらしく作れば良い筈です。インジェクターだって、キャブ外の部分だけ作り、キャブ内の構造物は省略で良い筈です。詳細な図面はある意味では罪作り。しかも、このご時世では知ってて作らないならOKですが、知らないで作らないのは突っ込まれます。特に、古典機に多いインゼクターの前部分だけキャブの外に出ているものをどう処理するか?はロコビルダーの課題ですね。

  ジョギングは小雨で走りました。スピードは出ないので24分53秒。

  KKCでは、11月に集会を予定していました。それが、コロナ禍で開催が危ぶまれ、決断を迫られています。コンは腹をくくっていますが、コンセンサスを得られるか?ということです。

  ところで、初めてこの件をアナウンスしますが「蒸機を作ろう」の続編を出す予定です。積み残しもありましたし、新たな視点で蒸機工作を検討してみたいと思ってます。その大元がこのざまではマズいなぁ・・・。