2冊の雑誌

  のまえに、昨日の件。27日のブログで何処が間違っていたのか?それはサンドボックスとスチームドームの位置が逆だったのです。本機では前方がサンドボックスでで後方がスチームドームなのですね。ドコービルとは逆なのでウッカリしてしまいました。お答えが無かったのは、当たり前で答える気がなかったのか、気づかなかったのか、どちらでしょう?

  扨(さて)同人誌はほぼ出来ました。模型で言えば生地完成かな。書評コーナーでRMMの300号を取り上げたので、注文したのですが、漸く本日届いたのです。ざっくり目を通しましたが、なんか別世界に居る感じで、ピンときません。ここに書かれていることが、日本の鉄道模型の現況であるのなら、コンは完全なアウトサイダーと悟りました。「蒸機を作ろう」で、少しく蒸機工作をアピール出来たかと勘違いしていましたが、現代の鉄道模型の主流はNゲージであり、プラのキットやエッチング板を上手に組むのがステイタスなのですね。真鍮版から材料を切り出すなんて、想像もできないことなのだとわかりました。創刊当時はスクラッチの記事やいろいろありましたし、何よりロンビックイコライザーの記事もありました。あえてここに書きますが、ロンビックと名前をつけたのは小生です。英語で菱形(形容詞)はロンボイドかロンビックなのですが、響きが良いのでロンビックにしちゃったのです。解剖学で言う「菱形筋」から思い立ったのですけれど。そういうわけで、RMM300号は現代の鉄道模型のあり方を思い知らされました。コンはもはや幻想を追っているのかも知れません。

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  すると同じ便でTMS195号も届いたのです。コンはTMSの購読は250号あたりから以降で、その前の号は色々手を尽くしてバックナンバーの蒐集ということになりました。そのなかで、あの伝説となった東原氏のシェイの記事のある195号がどうしても入手出来ず、偶然オークションに出ているのを発見して落札したのです。その東原氏の記事は大感激!あの時代によくぞここまで!センスも素晴らしく、拝み奉りたい気分になりました。このシェイの記事が契機で、おそらくrさんや天敵U氏がシェイの製作に没頭することになったわけで、日本におけるシェイの製作記事のバイブルです。驚いたことにベベルギヤのモジュールは0.75だそうです。そんな、先人の苦労を横目に見ながら、M0.3クラスの極小ベベルギヤを発注して頒布した恥知らずがコンです。しかもGKさんからオークションで一組20000で出されたベベルギヤは2セット完売しています。手元にはもう少しあるのですが、それはまたの機会に。東原氏のペショはおそれながらコンがレストアさせていただきました。まだまだ東原先輩の足下にも及びません。コンが後世に残しておくもの等何もありませんが、そうあのドコービルだけは、もしかして後世評価が頂けるかもしれないという淡い期待はあります。

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  この2冊の雑誌が同じ日に届けられたということに、何か感じるものがあります。欲しいものはスクラッチするしか無かった時代から、簡単にキットで組める時代迄、その変遷をこの2冊の雑誌は示しています。とまれ、コンは古稀近くの老モデラー、この現代の鉄道模型のありように、もうついていけません。

  ジョギングは久しぶり!ジョギングしないと熟睡出来ない体質なので、ここのところ体調不良でした。今日は走れました。23分14秒。気持ち良いです。