こっぺるマレーに挑戦(59)サンドボックス

  ボイラー上の構造物は、走行には関係ないけれど造形としては極めて重要で、センスのないコンにはハードルが高いところです。模型製作の名人は、造形の把握が適切だから実物のイメージが模型から漂うわけで、図面通りだけではどうにもならないところもあります。図面上はサンドボックスは4ミリ角で、長さは5ミリで良さげですが、何となく大きい感じがします。取り越し苦労でしょうか?

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  もっともドコービルの時もそうでしたが、デイテールがオーバースケールに陥りやすいのは小さなスケールの宿命だし、意外にそのオーバースケールが魅力でもあるのです。

  裾の造形は煙突と同じ方法をとります。今回はリベットを打ちます。砂撒き管の入り口はまた独特の形態です。もっとも、コッペルマレーの製作では、残すところはコッペル弁の組み込みとスチームドーム周り、あとヘッドライトですね。ゆっくり作ってもお正月過ぎれば何とかなりそうです。

  で、すでに手を打っているのですが、あのフェルトバーンBタンクもリニューアルして100セットほど再生産することにしました。作りやすいし可愛いのでもう1回作って見たいのです。あのBタンクのキットは、最初の価格が7500円ですから、価格破壊もいいとこですね。ナローの蒸機は現在は多くの製品があり、もはやコンの出番はないのですが、スーパー面倒くさいドコービルの次は、コッペルマレー、そしてフェルトバーンの再生産と、仙台鉄道の103とまだまだ続くのです。今にして思えばコッペル30HPはあと100セットは作ればよかったと思ってます。300セットで終わりにして、大失敗でした。

  ジョギングは小雨の中を走り25分12秒、だって滑りやすいのです。転んだら黄金の右手を傷めるので、慎重に走ってます。明日はサンドボックスを仕上げて、スチームドームへ進みます。じゃ、おやすみなさい!