工作本の続編の時もそうでしたが、どんなに文章で説明しても、図がないと理解が困難です。小林氏のパイプカット技法がどういうものか?やはり十分理解できないので、メルが届いたらご紹介します。
コンが考えた、0.5×0.3のパイプを0.4mmカットしてφ0.3の線に通す方法です。これは、つい最近のカシメピンの技法に近いのです。
まずピンバイスにφ 0.3線を1ミリほど」先を出して咥えます。図の6.3は0.3の間違いです。そして、そこに0.5×0.3のパイプを差し込み、ニッパーでカットします。
あらかじめφ0.5の孔をあけたt 0.4の板を当てて、板をガイドにニッパーでカットした面を整形します。これで、パイプは長さが0.4 mmになります。あとはプライヤーなどで、パイプを押し込めば、φ 0.3の線に0.4 mmにカットされたパイプが貫通することになります。パイプの固定はロックタイトで良いでしょう。ハンダを流せば、潰れてしまいますので。
この技法は決して新しいものでは無いのかもしれませんが、コンが思いついた方法です。プライオリティは全く主張するつもりはありませんので、何かの時に、「あ、こういう方法があったんだ!」と思い起こしていただければ嬉しいです。旋盤や特殊な工具は不要なので、広く使える技法ですね。
さて、コッペルマレーの試作は大体終わり、エッチング原図の作成の段階ですので、ちょっぴり浮気して、これを作ります。途中まで作っていて、中断していました。何だかは、お解りですよね。
16番ですが、ポーターの材料を活用して簡単にまとめます。ええ、お見舞いのつもりなのです。