自由形コロンビアのリフォーム(10)塗装完了

  マスキングを外し、磨き出し、かるくウエザリングを施し、オーバーコートをしました。

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  つまり、明日完成です。

  で、今回どうしてもリフォームしたいロコがありました。既出ですが、これです。

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  4号機で、1972年の作です。この時、別な機関車の記事をTMSに投稿したところ、ネガにこれが写っていて山崎主筆に「絶対製作記事を書くように!」というきついご鞭撻があったのです。ネタ車は言わずと知れたつぼみの木曽森林で。動輪を交換してランニングボードをつけ、フォーニィに改造しました。コンが大学2年生の時の作品で、正味1週間で作り上げた4号機です。しかし、第2動輪をフランジレスとして、従台車のボギーセンターを動かさなかったことが致命的で、スリップしやすく全く牽引力はありませんでした。当初はDV18Aがキャブ内に収まっていて、完全なテールヘビィでした。一度手を入れて、走るようにはしましたが、完全ではありません。余命10年となったコンとしては、このままこれを朽ち果てさせるのは口惜しく、リフォームしてちゃんと走るようにすれば、どなたかが引き取ってもらえそうという目論見です。そう、あの当時年端もいかない20ソコソコの若者がフォーニィを作るなんて、めずらしかったのですよね。しかし、走りの悪い模型を雑誌に投稿することは憚られて、そのままとなってしまいました。50年近くを経過した今でも、つぼみの木曽森林の改造ネタとしては悪くないと思っています。コロンビアと同様改造デザインは、悪くなかったけれど、経験と腕が未熟だったということです。この後、J社の木曽森林をフォーニィに改造しましたが、これも走りは不良で、フォーニィそのものが、模型としては極めて走行に難のある構造とあらためて認識しました。トーマさんのフォーニィはそのことをふまえて、従台車が無くても走るような構造だろうと拝察しますコンは古い人間なので3Dパーツの機関車は遠慮しています。このフォーニィはコンの「ナローの香りのする16番」という好みが昔から変わらず続いていることを思い知らされます。このコロンビアも同じです。「ナローっぽい16番」が実はコンのメインテーマなのかもしれません。

  ジョギングは予定通り雨で中止。