米国型モーガルを作る(106)ブレーキシリンダー、あ!やってもた!

  臼井氏が鉄道史料44号に発表された古典機関車のブレーキ装置の図は、ある意味ではバイブルです。8550の場合、キャブ下の両側に真空ブレーキシリンダー、そして左側に(多分補助的に)蒸気ブレーキシリンダーがあります。ブレーキの制動力は蒸気ブレーキが遥かに強く、7100等は早期に真空ブレーキ装置が取り外されて蒸気ブレーキになったと聞いてます(間違いかも知れません)。クラーケン先生から頂いた資料でも同様で、本機では左側に蒸気ブレーキ。真空ブレーキ、そしてハンドブレーキの3種類のブレーキ装置が具備されていることになります。まず蒸気ブレーキ。形態はデッチあげですので突っ込みご容赦。

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  左はこれに真空ブレーキがかぶさることになります。これで良いのかな?

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  ここで、失敗に気づいたのです。蒸気ブレーキは力があるので、レバーは短め、真空ブレーキは力が弱いのでレバーは眺めとなります。画像で見ると両者のブレーキレバーの長さが余り違いません。失敗です。これはブレーキロッドの位置をいい加減に設定したツケです。ブレーキロッドの受けはあと2ミリ前方で、さらに1.5ミリ高さを低くするとドンピシャでした。作り直す気力も無いのですが、蒸気ブレーキと真空ブレーキの両方を作ったモデルは見たことが無いので、まあそういうことで今回は諦めます。

  ジョギングは25分12秒。少し涼しくなって来ました。8550なんて簡単に作れるさ、という慢心が現在の苦戦の最大の要因です。ドンマイ!!