米国型モーガルを作る(121)今日はお勉強!

  の前に、一応8550の簡易キットということで、シリンダブロックの原型を作りました。中央で分割していますが、これはシリンダー間隔の調整を考慮したもので、エコーモデルのロスト部品もそうなってます。

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  バックプレートはウイストのパーツを参考にします。これを貼付けて廻りを削っても良かったのですが、このパーツは欠番でもはや入手出来ないのです。

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  焚き口は使えそう。

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  スロットルレバーの造作で行き詰まってます。Oスケールなら作り込めるけれど、HO では厳しい。如何に破綻せずらしく見えるようにするかということです。これはある意味ではHOスケールの宿命で、ドコービルの時にもオーバースケールが頻発しました。結局小さな高性能モーターの出現で、キャブ内はモーターの収容所から解放されたために、こういう問題が生じるのです。キャブ内がモーターで占有されれば諦めがつくわけですね。HOeのコッペルであんなことをしてしまったので、キャブインテリアがあたりまえになり、作るのが面倒なのは自業自得。

  コンの乏しい知識では、日本の鉄道の黎明期は英国を模範としていたので、ブレーキ関係は真空ブレーキが標準だったとおもいます。しかし、米国では真空ブレーキ装置は一般的ではなく、エゼクターも米国型のものは極めて稀だったのでしょう。Dictionaryでも、英国型の部品として記載がありました。いずれも、一言で言えばカタツムリみたいな形態です。交通博物館の9850をつぶさに観察しましたが、やはりエゼクターはカタツムリというかドライヤーみたいでした。今回の資料のエゼクターも同様で、やはり日本に納める時にエゼクターを装備させて納品したのでしょう。ウイストのパーツも英国型ですが、8550もこれに近いです。

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  そんなわけで、あれやこれや検討して工作が捗りませんでした。決して別なことをしてサボっていたわけではありません(本当かな?)

  ジョギングも雨でお休みです。でも、秋雨で涼しくなりました。ではまた!