米国型モーガルを作る(102)あれ?無い!!

  シリンダーブロックを仕上げます。エコーのドレンコックを取り付け、弁室にバルブガイドを取り付けて、シリンダーブロックに固定しました。

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  バルブガイドはスケネクでは四角みたいです。

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  問題はあるべきものが無いのです。このとおりツルツル。あらかじめあけておいた孔は塞ぎました。

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  つまりリリーフ弁(空気弁、または吸気弁)がないのです。このことは、古典機の権威のU氏に予め教わっておりました。古典機では弁室の前にパイプみたいな構造物があります。これはRelief Valveで、絶気運転の際にシリンダーが陰圧になると煙室の汚れた空気がシリンダーに入ってしまうので、シリンダーが陰圧になると外気から空気を取り込み為の弁だそうです。制式蒸機ではシリンダーの横に8本スポークの輪芯みたいな構造物がありますが、これがそれです。では、本機になぜリリーフ弁が無いのか?これは未解決なので、識者に教えを請いたいと思います。H御大の話では、どこか陰の方にあるのではないか?ということでした。これが無いと絶気運転が出来ない、というかシリンダー内が汚れてしまうことになるそうです。コンは永いこと、リリーフ弁をオイラーと勘違いしていました。5500等はとても目立ちます。皆さんもリリーフ弁を古典機で探してみてください。色々な形態があって面白いです。

  で、ジョギングは25分59秒。脚が重いとだらしないタイムになってしまいます。進まんなぁ、ばかり言っていると本当に進まなくなるので、進めるぞ!