ドイツ製機関車のワルシャートの件

  ええ、神社運営の会計を纏めていて工作は出来ません。唯一ユーレイの取り付けビスがバカになって修理しただけです。会計のまとめはある一部の資料が見つかりませんが、そのままやっつけてしまいます。それにしても、よくもこんなに雑用を背負い込んだものと呆れます。でも幸い今日はブログネタがありました。どうぞ皆さんで考えてくださいね。

  コトの発端はTMSに発表されたボルジッヒのBタンク、なかなかの出来栄えで「お!お主出来るな!」と感心しましたが、気になるのはバルブギヤの造作。つまりラジアスロッドが加減リンクの前でカットされていて、加減リンクとは別なリンクで連結されていて、(恐らく)前身位置ではそのリンクが下がるのです。ラジアスロッドは加減リンクを摺動して上下することで前後進を制御するメカと思っていましたので、これは衝撃的でした。え?そうなの?とK氏の著書をみたら、このような画像です。ニュートラルでは

  前身時には

  ということはTMSの作例で正しいのかな?と思います。

  しかし、同じ構造は2800でもあったのです。これは多分ニュートラル。

  あれ、やはりラジアスロッドが曲がっていますね。つまり、ラジアスロッドの後方が関節になっているのでしょうか?

  あれ、でもラジアスロッドは直線のまま加減リンクに入っていますね。

  ここでコンの古びた頭が点灯しまして、そうか、見えていたのはラジアスロッドを上下させるレバーだ!ドイツ型ではこういうレバーをつかうのですね。だからラジアスロッドの後方に矩形の孔があって、そこに滑り子は嵌って、上下するレバーを受けているということなのだ!だから、普通のワルシャートで間違いないのだ!ということは、バルブロッドはやはり加減リンクに達して摺動しているわけですね。ですから、加減リンクの形状が通常のワルシャートと違うという所以なのですね。それにしてもそのステイが加減リンクの後方まで伸びていて、あたかもラジアスロッドの先のように見えたのが間違いでした。図示すれば、こういうことかぁ・・・。

  ほら、こういう機関車もありますよ。

  ドイツではワルシャートではなくホイジンガーと呼ぶそうです。今日は一つある問題が解決してスッキリしました。

  ジョギングは無理ですよ。明日はまた何かネタを探します。ともかくこの雑用をやっつけないと模型ができない!