ベリ銅線

  ええ、サウンドが実現できて気持ちが緩みました。オファーのあったベリリウム銅線の仕込みをしました。完全自動電気炉があるので熱処理は楽ちんです。オファーのあった方にはカットせず巻線の状態で納入しました。

  軽便祭の時に「集電ブラシは帯材と線材でどちらが良いの?」という質問があり「線材です」と答えました。帯材は面で接触するので、単位面積あたりの接触圧が落ちるのです。線材なら、点で接触するので、その点での接触圧(こういう概念があるかどうかは未確認)は帯材より良かろうという安易な判断です。科学的に実証されていないのであくまでスペキュレーションですが、例えばモーターのブラシの形状など識者はある程度ご存じだとおもうので、集電ブラシ線材が良いか帯材が良いかはご意見を伺いたい、熱処理されたベリリウム銅線は燐青銅の数倍のバネ性があると言われており、特に機炭同極を薦めている立場としては集電ブラシの構造については気になるのです。

  ともあれ、0.15、0.2、0.3の熱処理されたベリリウム銅線を供給するのは仙台の怪しいところしかないので、ま、ご希望あればご連絡ください。今回オファーをいただいた方は、数千両の機関車に使うほどの量を希望されました。幸いベリリウム銅線自体はいつでも入手できますので、あとは熱処理だけです。M氏から委託されたベリリウム銅線の普及を頑張りたいと思っています。

  9550はエンジン上廻りに進みますが、今日は構想のみです。ボイラーを塗り分けることに汁と構造上のさまざまな問題が出てくるのです。

  ジョギングはサボりね。ではまた!「