質問があり、「どうやってロッドピンに孔を開けるのか?、旋盤のチャックでは振れがでるのでは?」ということだそうです。コンはロッドピンの太さのφ1.8の時計コレットがあるので、それで・・・、では答えにならないので、三爪チャックでも(何とか)出来る方法をご紹介しますね。やや長編です。
ヤトイを準備します。φ4から0.5削ってφ3とし、先に鍔を付けておきます。この時一箇所にポンチマークをつけておきます。後でわかったのですが、ポンチマークより糸鋸の切り込みがはっきりわかります。
3爪チャックに加える時に、ポンチマークと1番のチャックブレードを合わせます。つまり、咥える場所を一定にするわけです。
あとはセンターポンチで揉みつけて、ロッドピンの外径のφ1.8のキリを立てます。
一旦チャックから外し、糸鋸で割りを入れます。作例の割りが曲がっているのは、万力切りした糸鋸を使ってしまったからです(万力切りすると糸鋸の刃はおかしくなり、まっすぐ切れなくなります)。
で、ロッドピンを咥えて万力にセットします。この時ポンチマークが三爪の1番ブレードに来るようにします。
センタードリルで揉みつけ。振れてませんね。
で、0.8のキリでボーリング。
レンチはルーマドリルの折れたのをカッティングディスクで四角に削ります。保護メガネ必携。
このレンチをロッドピンに差し込んで軽くトントンして、把持するわけです。
HOeではφ1.0ロッドピンなので、レンチが0.6,孔が0.5で上手くいきます。
氷点下ですが、凍結がないのでジョギングの許可が出ました。25分43秒は、こんなものかな。明日も走ります。え?8550は?やりますよ!!