米国型モーガルを作る(83)ボイラーの水平確保

  主としてテンダー機の問題ですが、煙突の位置でシリンダーからの貫通孔を煙室まで延ばして、煙室で上廻りと下廻りの固定となります。あとは、エンドビーム部分で左右2本のビスでフレイムと上廻りを固定する、ある意味では三点固定です。そして、この固定法でボイラーが水平でないととてもみっともないことになります。しかも、傾いたボイラーを修正するのも困難です。さらに、後方の取り付け位置がズレると、前方の固定ビスの位置がおかしくなりますので、ここをきちんと決めるのがキモとなります。とりあえず、煙室部分で下廻りと固定出来るように、ビスの受けを贅沢に作りました。通常はネジを切った厚板を曲げてハンダ固定ですが、挽き物です。

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  後方には厚板を積層して、高さをチェックします。この結果4.6ミリで水平になります。図面では4.5ミリなので、まあ合格ですね。

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 水平チェックなう。

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  先日迄作っていたコッペルBタンクの原型は日昇工業さんで、製品化されることとなりました。宮崎の1号機ですとバルブロッドに関節があり、ガイドヨーク後方にその関節がありますので、そこまで作らなければなりませんね。

  ローラー運転台はT氏以外の方で、製品化されていますね。自分も見ましたが、各ゲージに変化して対応するタイプなので、ちょっと強度が心配です。t4のフラットバーからフライス加工で削りだしたステイのコンのローラー運転台は、もう廃盤で良いのかな?ええ、時間さえあればいくらでも作れますけれどね。

  ジョギングはまたまた雨で中止。もっとも山登りもコロナ騒ぎで中止になりそうです。コロナはさまざまな事に影響が大きいですね。