ポーターのキャブ

  設計ではこうなります。

  13mmであれば、横幅は24ミリで大丈夫ですが、16番となるとシリンダー中心間隔ギリギリですので、シリンダーは外に突出します。16番小型ロコのキャブ幅は26ミリが限度かもしれません。で、思い直して26ミリにして作り始めました。

  試作です。スライドバーは差し込んでハンダ付けですが、この工程は「ハンダリング」に限ります。このようにリング状のハンダを嵌め込んでフラックスを塗ってバーナーで炙るのです。

  ほらね。

  クロスヘッドの摺動確認。

  ここまで出来ましたよ。

  ジョギングは26分28秒。

  JAMの久保田氏のクリニックは聞きたかったです。いずれTMSで紹介されるでしょう。コンが会場にいれば、質問攻めしてしまうでしょうね。ところで、久保田氏が十勝のナローの機関車を発表された時、山崎主筆は「基礎ができている人は何を作っても大したものである」と書かれていたことに、物凄く反発を感じました。だって、当時のTMSも今も模型工作の基礎をきちんと教えてくれたでしょうか?何が基礎なのでしょうか?そもそも山崎主筆は模型工作の基礎がなんであるか知っているのでしょうか?当時模型を作り始めたコンにとって、久保田氏は憧れのモデラーでしたが、模型作りのノウハウや基礎を教えていただいたとは思っておりません。あの時の反発が、その後「蒸機を作ろう」の編纂の原動力になった気がします。それから、フラックスは完全に洗い落とせないから、ペーストしか使わないという思想は、あの岸本氏もそうでしたが、一般的にはお勧めできないと思います。邪推ですが・・・、いやここまででやめておきます。