ミキスト

  TMS特集シリーズで唯一持っていなかったのがミキストです。TMSの早期から100号前後までの山崎氏のコラムを集めたものです。ちなみにミキストの前のコラム名は「サンドボックス」だそうです。TMSではその後「サンドドーム」という表現が多くなりましたが、初期にはサンドボックスだったんですね。パラパラ眺めてみると、確かにあの当時としては模型に関する最新の話題が網羅されていました。また、Oゲージから16番への移行期でもありました。ちなみに、この本では日本型の模型にHOという呼称はつけていなかったようです。全てO番とか16番という呼称です。

f:id:konno_sendai:20210920010714j:plain

  中学生の頃コンの模型の手ほどきをしてくれたK氏はTMSでは真っ先にミキストを読むと語っていました。コラムというのは、編集者の所感を読者に語りかけるものだとおもいます。TMSはその後「給水塔」というコラム欄が出来ましたが長続きせず、やはり「ミキスト」は空前絶後のコラムであり、編集者が変わっても「ミキスト」の存在が重すぎて独自のコラムが書けなかったような邪推があります。しかし、新聞の最も重要なページが社説であるように、雑誌の編集者が書き綴るコラムは、それがなければ骨抜きみたいなもので、コンとしては商業誌には堂々とコラムを書き綴って、雑誌の方向性を示すべきだと思っています。手前味噌ながらKKCでは常に真っ先にコラムを書きます。コラムさえあればあとはなくても良いとすら思います。

  さて、ようやく入手した本書ですが、古いけど面白いというのが感想です。山崎氏は日本ではOゲージではレイアウトはできない、レイアウトを作るのならHOいや16番を推進すべきという明確な指針を感じます。牽引力のことも書かれていました。16番で何両牽けるのか?Oゲージ並みに牽けないなら転向は出来ない、などということもありました。この時期にOゲージから16番へ転向されたかたが少なくないようです。また、TTやSもすでに愛好者がおられたようです。SゲージのSの由来がゲージが7/8インチで3/16インチスケールすなわち1/64なので、7.16.64を英語で書くとすべてSから始まるのでSゲージと呼ぶということは、初めて知りました。

  ところで、偶然こういうものを見つけました。クリームプラスタンというもので、早い話が「練りハンダ」です。パイプの接合につかわえるもののようで、おそらく油性のフラックスとハンダの粉末の練り物です。模型に使えるかどうかは疑問ですが、ちょっと前のとれいんでこういうものが紹介されていた記憶があります。製造は「青木メタル」で、HPをググると出てきます。工業用なので、、われわれ素人には相手にしてくれないかもしれません。どういう経緯で入手したかも定かではありません。もし「プラスタン」を模型でお使いの方があれば、使用感を教えていただければと思います。ちなみに錫63%ですね。第4種ハンダとはどういう意味なのでしょうか?

f:id:konno_sendai:20210920013910j:plain

  休日の今日もいろいろ作業しました。一番は工作本の続編の表紙の写真を撮影したこと、でも太陽光ではアラがでて、難しいことなどを知りました。

f:id:konno_sendai:20210920014140j:plain

f:id:konno_sendai:20210920014157j:plain

  で、ジョギングは普通に走って23分44秒。ふうむ、つまり休日で疲れが溜まっていなかったのですね。昨日の動画で「コンさん、疲れていませんか?」とご心配いただきましたが、あれは動画で間違わないように慎重に喋っただけです。すこぶる元気です。明日も休日なので楽しみますし、頑張りますよ!