位相合わせジグの改良

  この件ではゆうえん氏が先進的な改良をされましたので、それを追随しただけです。唯一の工夫は、「押し子」の「逃げ」の部分の作り方です。

kotenki.cocolog-nifty.com

  通常車軸はφ3で、押し子の頭の径はφ4くらいですから、外径4で段差0.5(つまり細い方は3)の段付きピンを作ります。

f:id:konno_sendai:20210531002037j:plain

  これを位相合わせジグの板の外側2枚に当てて、罫書きます。

f:id:konno_sendai:20210531002147j:plain

  でφ4のチェーンソーヤスリでゴシゴシやれば完成。チェーンソーヤスリは定まった径のカーブを整えるには便利なので数種類用意しています。

f:id:konno_sendai:20210531002328j:plain

 これで位相合わせジグは、位相を合わせたまま押し込むことができるようになります。ゆうえん氏のアイデアに感謝!

  で、登山ですが予定していた烏帽子岳はゴンドラが運行中止なので急遽南蔵王縦走に切り替えました。ある程度お天気が良かったのですが、標高1500mを越えるとガスの中、何も見えなくなりました。それより気温の低さ。登り始めで7度でしたから山頂は3度くらいだとおもいます。ヤッケを着て登りましたが、ほとんど汗をかきませんでした。ヒナウスユキソウと逢えたので満足。芝草平の庭園もガスの中でした。こういう労苦の山歩きは、何故かブラームス弦楽六重奏曲第1番の第二楽章が頭に浮かんできます。この曲をご存知なければ、ぜひ聞いてみてください。模型作りでも苦労に苦労を重ねているときに聴くととても癒されます。とまれ、約5時間ほど歩いて無事帰還しました。中途一度転倒して左肘を打ちましたが、打撲です。転びそうになると左に転ぶようにしています。黄金の右手を守るためです。

  同人誌の編集も大体終わり、明日校了です。

  郡山在住の超有名ナローファンのW氏から工作本の続編用のイラストをいただきました。絵心のある人が羨ましい。絵心がなくて図面書きが苦手なコンは決して模型の達人にはなれないことを痛感します。せめてみなさんのお役に立てるように世話役に徹します。忙しいなぁ。