いさB(7)ボイラーを丸める諸問題

  単品でスクラッチでボイラーを丸めるのであれば、丸棒の上にゴムハンマーで十分です。今回はボイラー径10ミリ、長さが30ミリちょっとの小さなボイラー丸めるための(それも量産する必要もあり)ジグの話です。

  実は昨日お目にかけたジグで丸めたところ、曲率が小さすぎました。つまり、今回ご紹介する技法ではコバを丸めるのに、必要以上に細い棒を使う必要はなさそうです。そこで、今回の目標のボイラー径は10ミリですので。外径9ミリ丸棒を削り出して、このようにt 0.2で1ミリの帯板をφ9ミリの棒にハンダ付けし、その両側にM2のネジを切って、押さえ板(?)をビスで固定できるようにM2のネジを両側に切りました。

  これで、ガイドがあるのでワークの端は丸棒の中心にありますので、まず押さえ板を締めます。

  これをバイスで把持します。バイスはいさみやの50ミリ。

  用手で曲げます。

  実はコバを曲げるためだけのジグのつもりでしたが、万力から外して、さらに曲げられます。あれ?もしかしてこのまま丸められるのかな?

  丸められました!つまりこのジグひとつでボイラー丸めが完結するのです。

  ジグの外径がちょい大きかったみたいです。φ10ではφ8.5くらいかな。でもエッチングでワークが鈍っていると、これで良いかもしれません。

  今夜はここまでにします。

  現実は同人誌の編集の真っ最中。明日からは工作を休むかもしれません。とまれ、小さな機関車のボイラー丸めに関して、新しい知見が紹介できて嬉しいです。元ネタはU師です(石巻)ではありませんよ。石巻は天敵ですから(笑)。ジョギングはまたしても例の問題があ休みました。。脚は戻ってます。