位相合わせジグ(承前)

  しかし、動輪を組み立てても、フレームに組み込んで位相が正しく揃っているかどうかチェックが必要です。つまり、仮フレームと仮ロッドが必要です。そこで、まだまだ大量に余っているC2タンクロコのフレームをひとつ潰して、仮フレームとしました。ロッドもそのまま使えます。一旦分解して、二箇所ピンで仮固定してフライスでペデスタルを削りました。こういう作業はDROがあれば楽なことはわかっていますが、永くダイヤル送りで修行したアナログ人間なので、今回もダイヤル送りで加工しました。全く失敗はしません。電卓とメモ用紙が必需ですが・・・。

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  軸箱の鍔の分だけフレームは狭くなるので、スペーサーを0.7ずつ削り、超低頭のM2ネジで組みました。

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  ところで、今回オイルレスメタルは大量に入手したのですが、貧乏性なのでそれを温存し、例の使い物にならない米国型の動輪から軸箱を抜きっとて、5×5にフライス加工して今回の材料としました。ですから、バネ孔の跡が残ってます。組んだ動輪をはめ込んだところ。

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  手で弾いてスルスル回ると快感です。

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  結局21軸加工して、1軸も失敗はありませんでした。

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  これらはKKC会員に頒布する予定ですが、売れ残ればK兄がオークションに出しますので、オークションで見かけたら「ああ、あれね!」とご理解ください。今回はφ17.5ですが、いずれφ20も加工します。そのほかシェイの台車とか色々あるなぁ。もう少ししてからコッペルマレーをやりますので、少々お待ちを。

  ジョギングは小雨と強風なので少しゆっくりめ。24分10秒は納得のタイム。日中は暖かくても、夜の東北はまだまだ冷えます。だから日本酒が美味しいいのです。ではまた!