ML210のハンドル

  依頼のあった旋盤の整備です。ハンドルは作り直すつもりでした。お友達から、ハンドルが割れる、という話も伺いました。本機でも1ヶ割れていました。すなわち真鍮のスリーブを無理矢理押し込んだ為の割れで、樹脂ギヤの割れと同じメカですね。

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  はなから新しいハンドルにするつもりで、材料を用意しました。

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  あれ、でも待てよ!確か机の中にハンドルが保存されていたはず。貧乏性なので保存していたハンドルが出てきました。全部で6ヶです。ですから割れたものを廃棄すれば、他は使えます。面白い事に、真鍮のスリーブを嵌め込んでいない、樹脂にネジを切ったハンドルもありました。初期の製品は紆余曲折があったのですね。

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  ML210の一番の問題点はハンドルで、その後円盤の大きな交換用のハンドルが発売された事は多くの方がご存知でしょう。今回は、前と同じく釣りのリールのようなハンドルにしてみます。

  ドコービルの原図は後少し。

  ジョギングは気合いで走って24分52秒。昨日と5分近く違います。体調と気力でこれだけ違うのですね。明日は、この画像の左下のハンドルの話です。