木曽森レストア(9)バルーンスタック

  初期型はバルーンスタックです。そういえば旧い16番の奴もそのつもりでしたが、旋盤技術がなくこんな感じのままでした。

  削り直しました。高さが高いので、修正します。

  で、本番。こいつを削ります。ヤトイを作り、テールストックの丸棒で振動を抑えます。いわゆる「センタ仕事」です。

  削り始めたところで、RRRRR!またしても嫌な仕事です。

  今夜はここまで!

  明日は神社の会合です。工作できるかな?

木曽森レストア(8)2号機は初期型へ

  昨日火炙りにしたキャブを組みました。火炙りにしたのはコールバンカーを切除したかったから。組み上がった状態での切除に自信がなく、バラバラにして組み直しました。天窓は開閉式にしました。

  この時代のものとしては、リベットも小さく良く出来ています。ハンダ付けは実に見事で、熟達の職人さんが組んだのでしょう。私たち素人と違い、プロは効率が大切なので、ハンダをキサげる必要がない段取りで組み上がっていました。組んでいるところを見たかったです。

  とまれ、初期型なので煙突をバルーンスタックに直し、ヘッドライトもポーター奴に換えて、少しカッコよくします。下回りも工夫しますが、キャブインテリアは・・・・・。

  良いお天気で、近郊の山々がくっきり見えました。「そろそろ走んないと、登れませんよ!」と言われているようで、走ろうとしたのですが、やはり夜は寒く止めときました。週末は塗装の予定です。つぼみの木曽森林が3両揃うので・・・・・・・・・・。

木曽森レストア(7)カプラー問

  ええ、カプラーが問題です。フロントですと、#713のアームの上下の中心高さがフロントビー上面なのです。ですからフロントビームを上から1.8ミリ6.5×7ミリで掘らなければなりません。しかしフロントビーム幅は7ミリです。つまり、どもならん!

  センスはないのですが、追い詰められるとアイデアが湧くタイプ。いろいろ考えてこうしました。というか、これしかないなぁ。

  さて、どうしたのでしょうか?クイズで明日の答えを待つか、タネ明かしするか?まあ、勿体ぶったことはやめてきましょう。アーム部分だけ取り付けたのですね、こうやって。

  というわけで、17号機は塗装突入。18号機は塗装を落としてバラバラになりました。

  コールバンカーを切り離して原型にしたいための暴挙です。煙突もバルーンスタックに作り直します。動力装置も凝るつもりですが、牛矯め問題があるなぁ。

  エッチング原図待ちなので、木曽森片付けてしまおうという算段ですが、楽しい!楽しいのが趣味の一番ですね。

木曽森レストア(6)上廻り完成

  うん、こうしてみると木曽のBLWの特徴を非常に良く捉えていて、良いデザインだと思います。下廻りを強引に16.5にしたことで、色々ありましたが、軌間10.5は16番と共存するナローとしてリーズナブルだと思います。W翁はつぼみの森林Bを10.5に改軌されたのも、この時期(少し早いか)かもしれません。上廻りはこの辺で妥協します。現実にはブロアーパイプを煙室につけた方が良いのですが、それは次のレストア。

  発電機の排気管が???なので、作り直しています。あ!安全弁と汽笛の位置が逆ですね。ええ、これは取り付けをやり直せば直せます。

  この機関車のレストアとしてはこんなものだと思います。2号機はもう少し手を入れますが「角を矯めて牛を殺す」ことのないように、気を付けますね。

  カプラーも届いています。、これを下廻りに取り付ければレストアの完結です。#713はこんな色なんですね。

  夜の気温は氷点下2度でした。「御身大事に」という妻の忠告でジョギングは・・・。

木曽森レストア(5)もう少し・・

  昨日はネタ不足でお見苦しいところがありお詫びします。

  Ut君からフレキシブル線路が届きましたので、カーブの通過を確認しました。300Rですが、問題なさそうでした。尚、フレキシブルレールはある程度の急カーブの場合には、枕木を外してベンダーで曲げてから組み立てるのが良いそうなので、今回そうしました。

  実はこの状態で、全く固定していません。思うに、フレキシブルレールの敷設は、元の直線に戻ろうとするバネを無理くり曲がった状態で固定するようなもので、固定が緩めば元に戻るわけですよね。トロッコモデリングのKiさんもそんなことを書かれていました。以前作ったベンダーが役に立ちました!

  ロコの方は点灯の算段。フロントはこんな感じ。

  後方はパイプで簡単に纏めました。

  恐らく週末には塗装できるでしょう。

  今日は夜の時間が取れたので、工作が進みました。外は氷点下の小雪です。ではまた!

趣味のお話

  ええ、今日はとっても忙しくて、9時30 分過ぎからの自由時間でした。木曽の点灯作業の予定でしたが、疲れちゃって・・・・。

  アンダーソンの「忘れられた夢」は永年の夢でした。楽譜が手に入り、技術的には簡単なので3回弾きました。そして、妻とあるお店からの依頼の作業とし、模型は休みました。

  趣味って何でしょう?生活費を稼ぐためのものではありませんよね。通常は「人生を豊かに過ごすための、余暇に嗜む行動」だとおもいます。コンはそれは当然模型作りなのですが、20年前に模型作りがとっても息苦しく感じたことがありました。しかし、趣味の仲間を誘って集ってしまった以上、「やーめた」というわけにはいきません。そして、もう一つ趣味を増やしました。そこに逃げ込んだのです。その世界はとっても居心地が良くて、さらにのめり込みやすい性癖も加わり、数年で師匠を抜くことができました。それ以降は、セカンドホビィとして模型作りの合間に嗜んでいたのですが、2年前に最大の友を失い、休んでいました。それが、些細なきっかけで、また今年から復活してしまいました。

  車のキーホルダーにはこんなものが付いています。

  妻の小銭入れにはこんなものが・・・

  ええ、ですから趣味とは心豊かに人生を過ごすための方策なのです。ですから、楽しければ良いのです。楽しめればそれで良いのです。自己満足で結構!ですから、趣味の世界では「こうでなければならない」というのが禁句です。それを言ってしまうと・・・・・・。

  現実にはお二人○○○で、5名の書類書きで、疲れていまして模型を休みました。決して模型が楽しくないという意味ではないのです。趣味の世界では楽しみ方は各人各様、そのことにあまり口出しはしないのがよろしいのでは?というお話でした。ええ、明日は模型をやりますよ!

木曽森レストア(4)上廻りの続き

  だってこうですから。

  BLWの銘板、止水栓はコッペル流用でデタラメですがご容赦。ナンバープレートは17号機としました。

  サンドボックスは砂撒き管の入口と取手をつけました。エアードームは上部にリングをはめ、汽笛と安全弁を取り付けました。すべて、出来合いのパーツが使えました。

  キャブ下がペナペナなので0.8角線で補強しました。

  あとは点灯準備をすればレストアは完了、塗装は16番の奴と同時進行します。とっても楽しい作業でした。と同時に真鍮模型は50年以上経過しても立派にレストア出来ることがわかりました。

  今日は終日ワクチン接種で忙殺されましたが、合間に内職をやらかしまして、エッチング原図の取りまとめや、神社の会計のまとめなど、懸案事項がすべてクリアできて満足の1日でした。ジョギングは・・・・・・・・。

  扨(さて)1900年台に米国で軽音楽の作曲で一世を風靡した「ルロイ・アンダーソン」という作曲家がいます。その方が作曲したある曲が、最近ようやく詳細がわかりました。それは幼少の頃から幾度となく耳にして、優しくて味わいある曲だと思っていましたが、曲名も作曲者もまったくわからなかったのです。たまたまFMで流れて、その時初めてその曲がルロイアンドーソンの「失われた夢(失われし夢)」だと判明しました。楽譜はぷりんと楽譜にはありませんがエリーゼにあり、今日ダウンロードしました。D-durだったのですね。ええ簡単なので初見で弾けました。いわゆる「移行音」が絶妙で、「ああ、なるほどこういうことね!」と納得しました。アンダーソンの曲としてはそれほど知られていない、ある意味では忘れられた曲なのかもしれませんが、単純で、繊細で、可愛い曲です。聴いてみてください。

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