まず、「ヘソなし突っ切り」の件です。これはとても簡単な話。通常の突っ切りバイドは、刃が並行ですので、切り落とす時にどうしても中央部が千切れて「ヘソ」が出来ます。これがナンバープレートの外周リングの場合、ヘソではなく大きなバリが残り、このバリを除去しようとすると薄いリングが変形しかねないのです。ですから、バリ(ヘソ)を残さないように工夫したという話です。早い話突っ切りの刃に少し傾斜をつければ済むということです。
今回はカッターの刃で作った突っ切りなので、画像は割愛します。刃の傾斜は#1000のダイヤモンド砥石でゴシゴシしました。
次にボイラー丸めの工夫です。バイスの顎に丸棒を咥え、その隙間にワークを突っ込んで曲げる技法は古くから使われていますが、ともかく滑りやすくて、空振りになりやすいのです。今回の工夫は、バイスの顎に耐水ペーパーを貼り付けて、ワークが滑らないようにしたということです。これは絶対お薦め。コバを曲げる技法の選択肢として技法の引き出しに置いておいてください。
さて、旧いTMS語に「真っ向唐竹割り」というのがあります。車両の幅を積める時、真っ二つにして合わせる技法です。13mmのBrooksではシリンダーブロックを3ミリ詰めますので、「唐竹割り」しましたよ。その後、下にt0.3洋白板を貼りました。これでシリンダーブックは0.3ミリ上がったわけで、バルブロッドが所定の位置で作れるという算段です。
しかし13mm用でもシリンダー幅は広いなぁ・・・・。
仮組みしてみました。当然13mmの方がプロポーションは良いのですね。
煙室サドルも決まりました。もっとも、ある程度加工してあげないと13mm化は難しいです。
ジョギングは雨でお休み。あれ、今日のブログやたらアクセス数が多いけどどうしたんでしょうか?