フェルトバーンBタンクの再生産(4)上廻りを組む

  手前味噌ながら、この Bタンクは自分でも傑作だと思っています。キャブは大きめに、ボイラー廻りはちんまりと漫画的にまとめると、ちょうど頭の大きな幼児のように可愛くなることはW氏の教えです。W氏はそれをとことん突き詰めてカリカチュア模型に移行したことはよく知られていますが、本機もカリカチュア的な雰囲気があります。

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  再生産にあたっては、ボイラー廻りはロストとし、スチームドームは少し低くして前方に寄せ、角形サンドボックスの小さいのをスチームドームの後方に置くことにしました。煙室扉もロストとし、前照燈もロストで新製します。水タンクの蓋もロストで、逆止弁も付けるつもりです。このパイロットモデルは恐らく売却となるでしょう。シリンダブロック、屋根の風防、道具箱がホワイトメタルかな。ホワイトメタルは新しい発注先をお世話いただきました。

  屋根のt 0.4洋白板丸めは万力に把持してゴムハンマで叩きました。これ以外の方法はないと思います。

  今日は昼食抜きの多忙に加えて、例の嫌な仕事も舞い込んで、ジョギングは休みました。

フェルトバーンBタンクの再生産(3)シリンダーブロックの作り直し

  だってこうですよ!シリンダーと弁室がズレまくってます。あの時代はこれで通用したかもしれないけれど、今はダメ、作り直しですね。パーツが無駄になるのは覚悟の上です。

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  幸い原型が残っていたので、弁室の蓋だけは移設しました。これで、バルブロッドまで作れます。

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  この後、上廻りも少し作りましたが、また明日。

  工作本の続編の記事を印刷に回しました。これでこのプロジェクトは一段落です。やれやれ!肩の重荷が取れた思いです。打ち上げなどもやりたいけれど、オミクロン君が出張ってきたなぁ。5月のスワップまでに落ち着くかしら・・・・。

  ジョギングは24分34秒。氷点下でも、アイスバーンでも走りますよ。今日から平常運転。なるほど、忙しい合間の空き時間は、毎日休みの空き時間とは違いますね。今回は年末年始に大きな仕事があって充実してました。いつもはローラー運転台とか、町工場の作業をすることが多かったです。あと何年この日常が続くのかな・・・・。

こっぺるマレーに挑戦(66)前照燈と工作本の続編が

  大体できました。仕上げはまだですが、老体ですからこの辺で手を打ちます。取っ手はφ0.25で、ヒンジの表現は0.4×0.15の帯板を差し込んでハンダ付けです。

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  珍しく一回で出来たみたい。嬉し!

  工作本の続編も出来ました。プチ修正はありますが、印刷にまわせそうです。正月休みで仕上げる作戦はなんとかなりました。多くの協力者の援助の賜物、、コン一人では出来ない仕事でした。KKCはある意味では一匹狼を束ねるという活動で、工作好きの交流を深めて、ここまできたわけです。模型仲間の有り難さと暖かさを感じた作業でした。コロナ禍でなければ、すぐにでもみんなと祝杯をあげたい気分です。

  ジョギングは道路がブラックアイス状態で休みました。昨日走ることができて良かったです。明日から平常運転です。多分混むだろうなあ・・・・・・。

こっぺるマレーに挑戦(65)前照燈

  こんな感じみたいです。

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  カタログではこれだな。

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  ま、適度なズレや歪みがある手作り感満載ということで、こんなものでしょうか?取っ手は明日付けます。φ0.25の予定。

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  工作本の続編の仕事もまもなくです。発案したのが一昨年の晩秋ですから、前回の数年よりは短いです。

  ジョギングは氷点下の中で24分5秒。今年も頑張れそうです。

  明日で年末年始の休暇は終了。ほぼ予定通りの仕事ができました。日中はカミさんの実家詣でした。箱根駅伝は余りに凄い。登山では200m1時間かかります、800mを2時間足らずで走り登るのですから、物凄い体力ですね。

フェルトバーンBタンクの再生産(2)下廻りはすんなり完成

  実は上廻りの組み立て説明書はあるのですが、下廻りがないのです。それで慌てて試作していますが、昔取った杵柄とはよく言ったもの、すんなり出来ました。今更ながらトーマさんの設計は実に見事で、彼がプロになる前だからこのアイデアをいただきましたが、プロになった後なら、パテント料はかかるでしょうな。何の調整も必要なく一発で出来ました。

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  開発は2004年ですので、もう18年前、ちなみにエッチング原図はアルモデル担当で、こちらも素晴らしい仕事でした。以降エッチングはアルモデルに限るとドコービルまでお願いしていました。今回の再生産もアルモデルのご協力があったからです。

  この間の取説用画像の収録は完了しましたので、フェルトバーンの再生産の話題は、ここまでとします。

  問題はジョギングで、みぞれと強風で今日も走れません。以前にも数日走らなかったことがありますが、冬はやっぱりジムかなぁ。でも一度ジムで走ったけれど、スピード調整が難しくて、無理やり走らされているイメージが嫌いでした。自由に走るのが好きです。

  明日はカミさんの里帰りに付き合います。義母、義父ともにかなりの高齢で、転倒、寝たきりなどのリスクが高いです。婿としても放置はできないので・・・・。

フェルトバーンBタンクの再生産(1)シリンダーとクロスヘッド

  元旦はいつも新しいプロジェクトのスタートにしています。これを開発したのは2004年でした。当時乗工社が倒産したこともあり、ナローの蒸機は皆無でした。そこでトーマさんの下回りのアイデアと、エガーバーンのデザインを盗んでデッチ上げたのがこのフェルトバーンBタンクでした。初期ロットは7500円で、完全な価格破壊、あっというまに売り切れて、3回再生産し300セットを売り切りました。その時に大量に下廻りが余り、K兄などに悪用されたのですが、最終的には下周りだけで100セット以上の部材が残ってしまいました。一部下廻りセットとして販売しましたが、上廻りのエッチング板の手配が目処がついたので、少しグレードアップしたものを再生産することにしたのです。これは残務整理であり、残った部材の活用ですので、利益は考えていません。ただ、レビウ誌にも紹介されて、デザイン的にもコンが考えたとは思えない(パクリですから)良い評価があり、多分最後のこのキットをオークションに出せば、安くはないだろうな、と思います。

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  幸いシリンダーは段のついていない奴を大量に発注していましたので、スリットを入れました。200個以上作業しました。横フライスの0.4では、わずかなフレで0.42くらいになるので、フライスをダイヤモンドヤスリで0.38まで研磨してスリットを入れたところ、きっちり嵌るようになりました。

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  クロスヘッドの原型は横フライスで作りました。手前味噌ですが、HOeナローのクロスヘットドとスライドバーの造作では、これ以上のものはありません。ピストンロッドはφ0.4で外径1.0、内径0.5のパイプを問題なく摺動します。この部位ではまだまだ市販品には負けません。今回も難なく出来ました。

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  もう少し進める予定でしたが、工作本の続編の作業があり、ここまでです。

  ジョギングは無理ですよ。道路は凍結しています。雪かきで代行かな。

  とまれ、今年もよろしく。

年越しは安全弁のレバー作りで

  過ごしました。3つ目です。歪みは修正します。これで終わりにします。新年はヘッドライトから。あとは、エッチングの原図を書けば、ほぼ終わりです。

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  工作本の続編は本当のヤマです。お正月明けで完成できるかどうかギリギリです。

  神社の仕事の後は嫌な仕事もして、テレビも見ずに年越しでした。珍しく雪の年越し、ジョギングは休みました。良いお年を!