そして・・・

  下回り11両分のフレームを仕上げて、試作です。昨日も書きましたようにエッチング板を折り曲げてのフレームがどうしても気に入らないのは旧弊と認めます。それでも、精度さえ確保すれば9mmナローでもロッド駆動が可能であることをお示ししたくてのトライアルです。この時点ではほとんどガタはありません。

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  ロッドをつけて走るようであれば、共同開発者に送って試作してもらう段取りです。残り10台は適当にスワップあたりで売っちゃうつもりでしたが、その後NGさんからC型の下回りが出来上がっているという連絡があり、このフレームシステムはごく一部の「好き者」さんに譲渡することになりそうです。明日はロッドを作り、位相を合わせます。実は、この辺が一番好きな(得意な)ところなのです。

  工作を封印することで、同人誌の編集や工作本の続編の仕事も順調です。週末は万力の口金作りなど、工作をちょっぴり楽しめそうです。やはりコンは(下手の)工作好きなのです。

  ジョギングは死神仕事が舞い込んで休みました。

  今年の軽便祭エアーなのでパス。来年はコッペルマレーとC103をダブルで発表するぞ〜〜〜。

ついに・・・・

  ともかく工作を封印してストレスが溜まってます。

  C103については、3Dでモックアップを検討してくれる協力者を得ました。この際、C103も作っちゃえ!ということになりました。協力者が試作などをしていただけるので、話は進みそうです。

  ところで、コンはどうもエッチング抜きのフレームが苦手です。8550の時にはワイヤーカットを使いましたが、ナローのチビロコですからフレームもt0.5くらいで済みそうなので、ええい、作っちゃえ!と考えました。第1回の11両分のフレームの材料です。0.5を10枚と12枚積層して所定の寸法に仕上げました。

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  明日、軸箱部分と前後を仕上げます。ローラー運転台の時から、工作機械はセットしてしまえば量産できるということを知っていました。わざわざセットして1両分を作るなんて無駄ですよね。ドコービルの時もそうでしたが、動輪も位相を合わせて組み、スムーズに回るところまで作ってから、あとはよろしく!とするのが良さそうです。この方法で上手くいけば、かなりコストも抑えられます。3Dプリンターで作ったプラフレームも悪くはないのですが、真鍮板のフレームにこだわるのは旧弊でしょうかね?以前は9ミリナローはロッド駆動はムリとほざきましたが、今回はロッド駆動に挑戦して見ます。

  ジョギングは24分34秒。ちょっと脚が重かったです。工作以外の作業は順調に進んでいます。ではまた!

C103のデザイン

  センスはないので、うちわで我慢、いやセンスがないのでご指摘ください。

  工作は封印しているので、C103を見直しました。上がきのうの奴で、ほぼ原寸通り。下は少しデフォルメしたもの。長さを2ミリ詰め、動輪のHBも1ミリづつ詰めました。キャブは幅を2ミリ大きくして、高さを1ミリ高くしました。サイドタンクは0.5だけ高くしました。フレームは1ミリ低くしました。これで、可愛い、誰にも好まれるCタンクに近づいたと思うのですが・・・・。

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  φ7動輪はまだ200軸以上ありました。ダブついた動輪の捌け口として、やろうかな?何せφ7動輪をリリースしたのは良いけれど、それを使った作品にお目にかかったのは極くわずかです。コッペルマレーもデビューは来年の軽便祭ですから、時間はあるなぁ。週末のエア軽便祭はパスします。どうも現物を見ないとピンとこない性分です。

  工作を休んでいるので、同人誌と工作本の続編の仕事は大分進みました。万力の口金のフラットバーがまだ届いていません。それが届けば万力台を作れるのですがね。

  ジョギングは(恵みの)雨でお休み。

  あれ?こんなの出てるぞ!

page.auctions.yahoo.co.jp

続仙台鉄道C103

  今日も工作はできないので、せめて妄想と方眼紙にポンチ絵を書きました。C101は機関車の系譜図に組立図があるので、それを参考にしました。ともかく呆れるほど寸法の合う機関車でう、そのプロポーションはとても魅力的です。その根幹はサイドタンクの低さです。キャブ全体の高さに対してサイドタンクの高さはC101で63%なのにたいして、C103では42%なのです。ですからキャブの高さが20ミリなら、サイドタンクは高さ8.5ミリです。ペアーハンズさんの自由形はすべてキャブを大きくしていわゆる「仮分数」状態にすると可愛くなるということです。特にナローの場合には、キャブを大きめに、ボイラーを低めに小さく、そしてサイドタンクも低めにすることである種のデフォルメで可愛くなります。コッペルマレーでもモックアップで確認して見ましょう。30分足らずで書いたポンチ絵ですが、不思議な魅力を感じます。

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  模型は走りことも大事ですが、形態もおろそかにはできません。デフォルメやデザインを施さず、ただ寸法を縮小しただけで製品化しているメーカーもありますが、やはりデザインは大事(とセンスの無いコンが言えた義理では無いのですが)だと思います。少なくともコンが携わったガレージキットはこのプロポーションは大事にしているつもりです。自由型なのにエガーバーンがどうしてあれほど魅力的なのか?あるいは乗工社のデザインがどれほど優れているかはオークションの価格でわかります。苫小牧軽便の客車がセットで10万近かったのは S氏のデザインが卓抜だったから。さて、アルモデルのCタンク動力装置はもう入手できないので、コンのオリジナルの動輪セットでロッド駆動でやってみたいです。動輪は500軸作って残り150くらいありますので、Cタンク50セットは作れますね。妄想だけれど、こういうワクワクする気持ちが模型作りでは大事だと思います。

  ジョギングは23分51秒。かろうじて23分を確保できました。だって今日は連休明けで本業はとても忙しかったのです。でも本業がないと緊張感が低下して何も出来なくなる気がします。毎日が日曜日は夢のまた夢、コンは泥臭く死ぬまで仕事をしながら模型を楽しみます。

仙台鉄道C103

  前述の仙台鉄道の画集を眺め、瀬古龍雄氏の写真を眺めていると、なんともまとまりのよいCタンクが目にとまりました。C103は協三工業の10トン機ですが、サイドタンクを低くして窓を大きくしたことで、非常にカッコ良くなりました。ちなみに、仙台鉄道は協三工業のお得意さんだったそうです。この写真はもしかして本邦初公開かも・・・。

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  いわゆる「万人向け」の軽便Cタンクですよね。ワルシャートなんてドコービルを経験すればチョロいもの、まだφ7動輪は大量にあるし、やったろか?という気分になりました。もっともコッペルマレーが未完成なのですから、妄想といえば妄想ですね。いちおう唾つけておきます。

  同人誌、工作本の続編ともに作業はかなり進みました。連休はありがたいです。明日からまた過酷な日々となりますが、お彼岸の中日が休みなので助かります。70過ぎると毎日の労働がキツく感じられます。

  ジョギングは22分44秒。ええ、体が休まれば速く走れるのですよ。

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  工作をしないと腕がうずきます。明日は多分万力の口金の作業ができそう。じゃ、また!

ミキスト

  TMS特集シリーズで唯一持っていなかったのがミキストです。TMSの早期から100号前後までの山崎氏のコラムを集めたものです。ちなみにミキストの前のコラム名は「サンドボックス」だそうです。TMSではその後「サンドドーム」という表現が多くなりましたが、初期にはサンドボックスだったんですね。パラパラ眺めてみると、確かにあの当時としては模型に関する最新の話題が網羅されていました。また、Oゲージから16番への移行期でもありました。ちなみに、この本では日本型の模型にHOという呼称はつけていなかったようです。全てO番とか16番という呼称です。

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  中学生の頃コンの模型の手ほどきをしてくれたK氏はTMSでは真っ先にミキストを読むと語っていました。コラムというのは、編集者の所感を読者に語りかけるものだとおもいます。TMSはその後「給水塔」というコラム欄が出来ましたが長続きせず、やはり「ミキスト」は空前絶後のコラムであり、編集者が変わっても「ミキスト」の存在が重すぎて独自のコラムが書けなかったような邪推があります。しかし、新聞の最も重要なページが社説であるように、雑誌の編集者が書き綴るコラムは、それがなければ骨抜きみたいなもので、コンとしては商業誌には堂々とコラムを書き綴って、雑誌の方向性を示すべきだと思っています。手前味噌ながらKKCでは常に真っ先にコラムを書きます。コラムさえあればあとはなくても良いとすら思います。

  さて、ようやく入手した本書ですが、古いけど面白いというのが感想です。山崎氏は日本ではOゲージではレイアウトはできない、レイアウトを作るのならHOいや16番を推進すべきという明確な指針を感じます。牽引力のことも書かれていました。16番で何両牽けるのか?Oゲージ並みに牽けないなら転向は出来ない、などということもありました。この時期にOゲージから16番へ転向されたかたが少なくないようです。また、TTやSもすでに愛好者がおられたようです。SゲージのSの由来がゲージが7/8インチで3/16インチスケールすなわち1/64なので、7.16.64を英語で書くとすべてSから始まるのでSゲージと呼ぶということは、初めて知りました。

  ところで、偶然こういうものを見つけました。クリームプラスタンというもので、早い話が「練りハンダ」です。パイプの接合につかわえるもののようで、おそらく油性のフラックスとハンダの粉末の練り物です。模型に使えるかどうかは疑問ですが、ちょっと前のとれいんでこういうものが紹介されていた記憶があります。製造は「青木メタル」で、HPをググると出てきます。工業用なので、、われわれ素人には相手にしてくれないかもしれません。どういう経緯で入手したかも定かではありません。もし「プラスタン」を模型でお使いの方があれば、使用感を教えていただければと思います。ちなみに錫63%ですね。第4種ハンダとはどういう意味なのでしょうか?

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  休日の今日もいろいろ作業しました。一番は工作本の続編の表紙の写真を撮影したこと、でも太陽光ではアラがでて、難しいことなどを知りました。

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  で、ジョギングは普通に走って23分44秒。ふうむ、つまり休日で疲れが溜まっていなかったのですね。昨日の動画で「コンさん、疲れていませんか?」とご心配いただきましたが、あれは動画で間違わないように慎重に喋っただけです。すこぶる元気です。明日も休日なので楽しみますし、頑張りますよ!

動画

  工作本の続編では、工作技法を動画で紹介しようということになり、当初はDVDの添付を考えましたが、それよりyoutubeにアップしてURLだけ紹介すればよかろうということになりました。問題はホームビデオカメラでは接写が出来ないので、デジカメの動画機能を使うしかないことです。ニコンのD550を導入したのはそのためもありました。今夜はそのテストです。まず(禁断の)万力切り。


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  ルーマドリルホルダで細密孔あけ。

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  まだテスト段階ですが、こんなもんかな?という感じです。オートフォーカスではかえってピントがずれるので固定フォーカスにしました。その分完全にはピントがあいません。

  ジョギングは雨で中止。相続などの面倒な手続きも一段落です。