今日も工作は休みなので

  変なことを書きます。TMS12月号の111ページの広告で「鉄道模型を楽しく」という記述があります。その中で「鉄道模型はレイアウトを作り楽しく遊ぶのが本題で、精密工作車両模型が紙面に出過ぎで、日本の鉄道模型は寂しい枝葉に入り込んでいる」というものです。コンは「ああ、こういうことを言う模型店もあるだろうし、車両偏重主義を戒めると言う意味では、一つの見識であろう。」とあまり気にしなかったのですが、あるお方から「精密工作車両模型が寂しい枝葉とは何事だ!」という抗議の意見をいただきました。その方は知る人ぞ知るスクラッチビルダーですが、レイアウトには全く興味がなく、スムーズに走ればそれで完結というお考えて、サウンドもDCCも全く興味がない方です。つまり、自分が営々と営んできた車両工作を貶められたと憤慨しているのです。今、その抗議に対して回答を書こうとしておりますが、その内容は「模型観は各人各様で、こうあるべきと言う王道はないのですから、自分が良いと思った路線で模型を楽しめればそれで良いのではないでしょうか?良くレイアウトを作る人は、レイアウトを作らない人にレイアウトの楽しみを知らないと揶揄しますが、車両工作の楽しみを知らないと言い返すこともできますよね。あの文章は、一人の(模型店の)模型観を披露したのに過ぎないのであり、あなたの模型路線を否定してはいないのですよ。気にしなくて良いです。」というものです。例として先日見学したノーブルジョーカーさんのグループ、全く異なった路線でも50年活動が継続できるのは、お互いの違いを理解し合っているからだと思います。逆に、一つの傾向にまとまろうと強制すると、路線闘争になり分裂の危険も発生するわけですね。KKCもゲージや模型路線については何でもありにしています。そのなかで交流を深め、必要な情報や技術を習得できればそれで良いわけですから。

  おっと、そろそろ神社の会合が始まる時間です。本堂の修復に必要な費用の捻出と年末年始、どんと祭の段取りなどを決めなくてはなりません。工作は明日からです。」