ノーブルジョーカーの展示会

  日帰りで行ってきました。慶應高校の鉄研のOB会なのですね。各自が達人の境地に達しており、素晴らしかったです。全く傾向の違う模型人が50年仲良く活動していると言う事実に驚きますが、それは各自の模型觀を互いに尊重し合っているからだとおもいます。方向性が違うが故に仲良くやれるのですね。特に地面モノで大変参考になり、また刺激にもなりました。一番感銘を受けたのはあるお方との会話で「HOは細かいところは省略してらしく作るしかないですよね」と話しかけたら「HOスケールはそれ自体精密に作ることは不可能で、実物に拘りたければ0スケールが一番である。HOは小さい故にレイアウトが作れるのがメリットであり、換言すればHOはレイアウトを作るためのスケールであると思う」というものです。それはOスケールからHOスケールへと移行した時代のコンセプトそのものですが、今でも通用する大切な考えだと思います。ですから、あくまで私見ではありますがHOは細密化にこだわるよりは、適切に省略した「らしい」車両をレイアウトで走らせるのが本分なのでしょう。もちろんHOや16番の規格の中で、より細密な作品を作ろうという試みを否定するものではありません。細密化と良い走行とのバランスも求められてくるでしょうし・・・。

  永くキシャ作りにのめり込んでいましたが、そろそろ挫折したレイアウト作りを勉強する時期かもしれません。次の本のテーマもそのように考えています。

  で、その後は秋の会合の打ち合わせでした。ジョギングは休み。明日はエッチング板の試作です。では!