Bタンクに浮気(2)伝動機構

  どうしてもやってみたかった伝動機構があり、それが浮気の原因でもありました。動軸にベアリングを入れたりギヤボックスを作ったりと色々考えましたが、最もシンプルな方法になりました。要は手抜きなのですが、この手抜きで苦渋をなめた経験が全く生かされず、またしてもなめました。

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  キットには動軸とモーターとの噛み合わせ距離が明示されていませんので、実測で7ミリとしたのが敗因です。しかも折り曲げフレームで、寸法が出せない。適切な噛み合わせの位置にステイを立てるのに1時間以上かかりました。文字通り付けたり外したりです。ウォームギヤの径も6ミリと大きく、まあ大変。で、これからどうなるかは明日のお楽しみ。うしろのシェイがヒントです。大体お分かりとは思いますがね。

  ML210は買い手が2名あり、出荷の準備です。先日1台出荷しましたので3台売れましたが、まだ3台残っています。アシナの次はサカイのブローカーに成り果ててます。

  ジョギングは軽めの24分12秒。同人誌が終わり、少し気が抜けていますな。

Bタンクに浮気(1)切り刻みました

  トーマさんの宮崎4号が餌食です。原作者にはお詫びしつつ、切り刻みます。軸距離は18ミリなので、3ミリ詰めます。つまりフレイムをカットしてつなぎます。ハンダだけでは弱いので、左右にステイで補強します。当然炭素棒先生の仕事です。

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  サイドロッドも3ミリ詰めます。なに、自作すれば簡単ですが、貧乏性なのでせっかくのロッドを無駄にしたく無いという事で、3ミリ詰めてみました。接合はロー付けしかないので、カーボン板に軸距離の間隔で棒をたてました。しかし、このジグではローが流れません。熱がどんどんカーボン板に吸収されてしまうのです。

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  そこで、セラミックボードを切り取って、下敷きにして上手く行きました。ボードは脆いので割れてしまいましたが・・・。

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  最初のロー付けはそう言うわけで失敗。実は加熱で膨張するので、ぴったりで調整するとロー付けの時に反ってしまうのです。大体0.15くらい隙間があると上手く行く事がわかりましたが。

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  ジグの寸法は18ミリピッタリでしたが、ロー付けするとき膨張した反動で、冷めると縮むのです。ロー付けはワークの膨張も考慮すべきというのが今日の学習。ええ、わかっていましたので、調整して一発でコロがりました。

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  今日のポイントはカーボンは熱吸収に優れているので、ジグとして使用は難しいという事です。

  ジョギングはまたまた雨で休止。もう梅雨かしら?

ふう・・・

  無事同人誌は校了となり、一息。

  明日からの浮気で気もそぞろ。8350の煙室くらい作ろうと、設計してケガいたところ、もう失敗。しゃくなので、中央の千鳥だけ試し打ち。1.5ピッチで打ちました。

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  ジョギングは23分12秒。22分台を目指していたのですが・・・。旋盤の出荷とか色々ありました。また新たな問題も浮上して、落ち着けないコンちゃんです。ではまた明日!

画像無しが続く・・・

  同人誌の目処がついたので、依頼のあったML-2102台の出荷準備をすすめ、ほぼ作業終了。その後、ドコービルの箱詰めの下準備をして、これも完了。どれ、モーガルのボイラーを、という時に天敵氏から原稿が到着し、結局同人誌の仕上げになってしまいました。天敵氏は10年にわたり、Gスケールの13トンシェイ(それは凄い出来です)にかかっていたのですが、今年2月の退職を機にHOn3のギヤードロコ作りに浮気しています。まあ、ある意味では模型人は好きなものしか作れない、好きなものならあちこち手を出す(誰かさんみたい)わけですね。

  実はコンもモーガルに全力を傾注しているのですが、コッペル風Bタンクという大好きなアイテムが目の前にあれば、浮気しますよ。好きなものは好き。浮気もまた良きかな・・・。というわけで、モーガルの製作途上で、Bタンクに浮気する可能性が非常に大きい事を宣言します。しかし、浮気は浮気で、短時間で済ませる予定です。今回の浮気の本当の目的はあるアイデアを具現することにあるのですが、今は語るべき時ではないでしょう(Y崎氏みたい)。

  スクラッチで金属を切り刻む事は何時でもウエルカム、明日は多分8350のボイラーかなと思うのですが、浮気しちゃうかも・・・・。

  またまた雨でジョギングを休みました。そのかわり、数台のML-210を二階の倉庫迄運びました。

   その後ドコービルも旋盤も注文がありません。コロナのせいかなぁ・・・。

画像無しで

  すみません。同人誌はほぼ出来上がりましたが、石巻の天敵氏からの原稿がまだです。あれほど言っておいたのですが・・・。

  で、少し時間があり、ドコービルのエッチング板の裁断をしました。Dさんに台をつけていただいて、それはそれは使い易くなりました。それでも銘板の裁断はかなりデリケートでした。ところで、エッチング板を裁断すれば必ず裁断カスが出ます。コンは貧乏性なので、それらの端材はすべて取っておいて、小さな部品を作る時等に活用するのですが、多すぎてどうにもなりません。気のおけない模型仲間やスワップで無料配布という事になります。洋白は少量で良いので欲しいという方は少なく無いので、喜ばれていますよ。ただし、今年は軽便祭は中止だし、スワップは出られないので困りました。ええ、このキット買ってくれれば、オマケがつきますよ!とオマケにしていたのですが、今年は難しいなあ。

  ジョギングも雨でお休み、あれれ、3日休んじゃいました。明日走らないとまた元に戻りそうです。

  仙台、いや宮城県もコロナ感染者はほとんど見られず、どうやら収束したみたいです。日本でコロナ禍が収束したとすれば、それはある意味では日本人の性格の問題だと思います。従順できちんと指示に従って感染拡大を防いだのは、日本人一人一人の努力の賜物、飲み屋で一杯を我慢して、じっとコロナ禍が去るのを堪えているのが日本人。規制に反対して、自由気ままに振る舞って感染を制御出来ないのがどこかの国ですね。おっと、お酒がまわってきましたので、この辺で!明日は工作を再開しますよ!!

同人誌の編集で

  工作を休んでいます。3/4は出来ました、今回は20日校了を目指しています。

  さて、頼んでいたエッチング板が到着し、新しい銘板も入っていました。ご指摘いただいたようにこの銘板は臼井氏の系譜図にある内務省の機関車のもので、キット化した復元された機関車のものではありません。それでも無いよりましと作りましたが、エッチング屋から「これ以上小さくすると字が読めない」というご指摘で、オーバースケール覚悟で大きめに作ったのが大失敗、本来取っ手の脇にちんまり納まる筈が、炭庫脇にデーンと構える事に相成りました。今回このことを反省し、スケール通りの横幅2ミリで作り、文字は読めないことを甘受しました。キットには2種類入る事になりますが、これまで販売してしまった分については、わかる限り追加部品としてお送りするつもりです。5月末迄に届いていなければ、ご一報ください。

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  もちろん他のエッチング板も裁断しました。同人誌の編集が終わりましたら、送付しますので、週末迄お時間下さい。また、まだ余裕がありますので、ドコービルのキットを購入希望ならコンまでご連絡ください。メールアドレスは再三提示しておりますので、今回は割愛致します。

  そういうわけで、ジョギングも雨で休みました。コロナ禍は収束が見えて来ましたね。本業も忙しくなってます。

  ML210は2台嫁入りが決まりました。ところがまた1台舞い込んでくる事になりました。KKC会員以外でもML210は斡旋致しますのでご連絡くださいね。必ず整備してお送りします。今日は宣伝です。

ML210の整備は続く

  ともかくやたら三爪チャックが固いのです。爪と溝をチェックしましたが問題ないようなので、恐らく前後のガタを殺す為に嵌められているΩ型のリング(どうやらスナップリングと呼ぶらしい)が犯人と判断しました。外して少し削れば良かろうと思いましたが、手持ちのどんな工具を使っても外せません。あきらめてDIYでこれを買って来ました。通常のプライヤは握ればすぼまるのに、握れば開くのはどういう構造なのだろうと言う興味もありました。入手して一発で納得しました。そうか、クロスするから締まるのね、クロスではなく「く」の字をを中央で合わせれば、握った時に開くわけです。面白いなあ・・・。

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  外したスナップリングは案の定中央が削れています。拝察するに、スナップリングはプレスで抜いているようなので、その時のバリが悪さをしたみたいです。プレスで抜いた後で熱処理されていますので、硬いです。ダイヤモンド砥石でノギスとにらめっこしながら研ぎました。

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  これでバッチリ治りましたが、問題はそれで終わらなかったのです。

  この旋盤は、勝手に丸ノコ盤に改造されていて、何と刃物台は180度回転して付けられていました。それを戻してカミソリ調整、なにより横方向の動きは完全にロックされていて、滑らかに動くようにハンドルの調整が必要でした。外されていたドリルチャックも悲惨な状態で、何とか磨いて取り付け、テールストックのハンドルは割れていて空転する、ヤレヤレ・・・。

  しかしML210に惚れ込んだコンですから、すべてクリアして、真鍮の丸棒が普通に削れるように仕上げました。上げブロックは、絶対必要です。このままだと、隙間に落ちたワークが取り出せないし、なにより掃除が大変です。また、旋盤作業は通常のテーブルの高さより少し高い方がやりやすいので、最低でも3cmくらい高くすると良いでしょう。画像では高さは問題ないのですが、主軸が少しグラつくので、もう少し広い板を用意します。やりなおします。

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  工作は、テンダーのバッファーケースを直しただけ。そう、欧州型は座があるのに、米国型では座は不要でした。つけたりはずしたり、どっかのタイトルみたいです。救いはこのタイプのバッファーケースを作った人がいない事。量産しましたので、広めたいなあ・・・。

  今日はともかく同人誌、さらにエッチング板も出来て来て、もろもろ忙しい日曜日でした。ジョギングは小雨で中止(ラッキー1)。