日昇8100(1)

  突然ですが、思い立って8100を組んでみます。キットが届いたからです。その中でいろいろな発見もあります。

  ともかく2枚貼り合わせのパーツがやたらあり、今夜はその作業。この手のハンダ付け作業は、アドソンピンセットが有用です。もともと皮膚の縫合に使う医療用ですが、面と面を掴むのに便利なのです。刺抜きは一点に力が集中するので、回転しやすいのですが、アドソンは面で押さえることができます。

  ええ、このピンセットはスワップなどで¥500で販売しています。

  錫63%のハンダは本当によく流れます。60%とは雲泥の差です。ハンダ付け後はすぐにお湯に浸けておきます。

  耐水ペーパーで仕上げます。

  もう一つ。

  エッチングの精度が素晴らしく、貼り合わせてもズレません。キャブなどの組み立ては工夫を凝らしていて、簡単に組めるような設計がなされています。もちろんコンの工作と同様ツッコミ所はありますよ。ただ、設計者は作り易さを優先したということですので、極力素組みで組んでみるつもりです。

  ともかく、日本では蒸機のキットとなると、やえもんデザインくらい、ナローならアルさんやトーマさんもありますが、IMONを除けば真鍮の蒸機キットを作るところが激減してしまい、ましてや古典機なんて誰もてがけませんので、日昇さんも頑張ってほしいという応援の意味での試作です。取説が未着で、今夜はここまで。