細密ワッシャで細密ピンを作る

  エコーモデルから発売された細密ワッシャーセットは非常な優れものです。

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  エッチングのランナーがないので、挽物と同等の形状ですね。これでφ0.4のクロスヘッドピンを作ります。まず、φ0.4線の先をテーパーにしてこのワッシャを嵌め、ハンダで固定します。

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  このまま、クロスヘッドに差し込みます。つまり掴む部分がある方が差し込みやすいのです。

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  あとは頭をカットして整形すれば良いわけです。従って平ピンではなく、段付きのボルトナットみたいな仕上げができます。

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  もちろん、このまま頭を削れば平ピンになるわけで、バルブギヤのカシメとか色々応用のきく技法だと思います。ワッシャのサイズは孔径0.3から0.1きざみですので、お好みのピンが作れるというわけです。このワッシャの精度は素晴らしく、何の加工もせずにφ0.4がきっちり嵌め込めました。KKCオリジナルのφ1.0ワッシャももはや潜在感が薄れてきました。

  試作でコッペルマレーのシリンダブロックに寸法ミスがありました。明日はその修正です。

  ジョギングは24分28秒。でも急逝した友の思いが重く、気分は沈んでます。友を失うということがこういうことなのだと思い知りました。時々ウルッとくるのは何とも・・。コンはまだまだ大丈夫と思いますが、万が一の時には・・・・・・・。