ワークを叩く

  同人誌は印刷が終わり、袋詰めも完了、明日発送です。

  やれやれとドコービルのエッチング原図作成を始めました。多分1週間以内に終わるでしょう。基本寸法は押さえておきましたので。

  工作は相変わらずローラー運転台。ステイの切り欠きで、ふと思う所がありました。正直板に手で押さえつけてバイスで締めます。同じ送りなのに、時々寸法が狂うのです。何デヤ!その時、正直板が動いたのです。つまりワークと正直板がぴったり押さえられていない、ワークが少し浮いているのです。強く締める程わずかに浮く事が解りました。その時思い出したのが、工場見学でフライス加工の時に工員がワークをハンマでバンバン叩いていた事。つまりバイスで締め付けた時のわずかな「浮き」を殺しているのですね。こういう基本的な事が身に付いていないのは恥ずかしい事ですが、もしかしてフライスを加工する皆さんも心得ていないかもしれないと、ブログに紹介する事にしました。特にワークがちびってくると、この現象が起こります。正直板がきちんと動かない事を確認すべきだったのですね。

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  ワークに傷かつかないように、真鍮のハンマでコンコンしました。すると、寸法誤差は百分の2以下になったのです。

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  フライスでワークをバイスに把持下後で、ワークを叩いて正直板に密着させるというのは基本なのでしょう(自信はありません)。技術を知らないど素人が工作機械をいいかげんに使っている好例かな。皆さんのご意見を聞きたいです。

  ジョギングはまたしても雨で、お休み。

  お祭りでは幼なじみの女の子(いえおばあさん)とバイオリンのデユオをします。今日はその音合わせもしました。相手は音大出の強者ですから、音合わせは一発で、さらに色々要求が来ました。ともあれ、最高に忙しい時期は過ぎましたので、またのんびり工作が楽しめそうです。