古典蒸機と客車

  週末大阪に赴きます。御大の無聊を慰めるクローズドの会です。そこで、以前頂戴した重い真鍮製の米国客車を5両山線で運転しようと画策しました。客車は転がりを改良しましたが重さは減らないので、山線の勾配を登れるかどうか不安です。8550では完全に無理と悟りました。リオグランデコンソリなら牽けるかも、というところです。そこで補機ということでユーレイを作りました。今回のトライアルはあくまでその為のユーレイであり、望まれれば御大に進呈しても構わないと思っています。古典蒸機はよほどの大型機でなければ軽量で、模型としての牽引力も高が知れていますから、コンは真鍮製の客車はフカヒレをあしらった短い奴2両だけで、他はペーパーかプラ製です。つまり牽かせるものの軽量化を図っています。ですからIORI工房さんのペーパー製客車は両手を上げて賛意を評したいところです。

  御大はユーレイを高く評価していますが、これは固定レイアウトを所有している方がゴムタイヤやさまざまな牽引力増強のトライアルを重ねて到達した結論であり、一つの選択肢だと思います。コンはトレーラーを軽くすることでその対策を考えていました。御大が重い真鍮製客車を手放したのは「重くて牽けんわ!」ということだったと拝察します。ユーレイは模型運転の本道から見れば「邪道」かもしれませんが、導入せざるを得ないこともあるということです。今回は御大が「ボギー車はユーレイにならない」という言動に対するアンチテーゼでした。トレーラーを軽量化し、転がりを改善して対処するのが本道であるこは言うまでもありません。実物の幽霊も模型のユーレイも本当は出現しない方が良いのですね。

  ジョギングは再開して30分24秒、あれ?何??あ!周回を1回余計回ったのでした。うん、徐々に認知症の兆候が出始めてますね。でも模型を楽しめればボケは怖くない!!