フェルトバーンBタンクの再生産(14)開始!

  ロストがあがってきました。5月1のスワップがデビューです。

  記録を見ますとこのキットをリリースしたのは2004年でしたので、もう18年前のことでした。当時は乗工社が消失して軽便蒸機の供給が絶たれ、それではと雨宮の10トンをガレキの端緒として活動開始、これが3作目でした。これは非常にあたりまして3回再生産し、250セットを完売して、1セットだけ記念に手元に残っています。その後コッペル30HP、ポーター、ドコービルと作りましたが、トーマさんやアルさんが良質のナロー蒸機を提供している昨今では、もはやコンの出番はないと達観しておりました。

  しかし、現実には下回りのエッチング板がまだ200枚以上あり、K兄とコンとで死蔵しているトミックスの動力台車が100近くありましたので、もう一度再生産しようということになったのです。

  ボイラー、煙室扉、シリンダーブロック、輪芯をロストにしました。幸い上周りのエッチング板は再生産ができましたし、新しいホワイトメタル屋さんともお付き合いが出来るようになりました。出入りのエッチング屋さんは廃業しましたが、何とか新しいところでエッチングも出来ました。

  というわけで、今日から取説を作るべく、試作となりました。ロストパーツは殆ど問題はないのですが、シリンダーブロックに嵌め込むシリンダーの寸法とロストのパーツで0.1の乖離がありました(想定以上のヒケあり)。ですからシリンダーを0.1だけ削る必要が出てきました。そんなこんなで、試作は滞り、ジョギングも休まざるを得ませんでした。明日は走りますよ。

  ところで5月1日のスワップミートは開催が決定されました。ただ、感染防止の為午前と午後の2部に分かれるようです。おいでくださるときには住所のメモをご用意いただければ幸いです。フェルトバーンⅡのキットはスワップが終わり、余が出ましたら一般販売とします。まだ、ご注文はお待ちくださいね。