マチュー式持針器

  外科の縫合では持針器というもので針を把持して縫合するわけですが、外科医であった父は晩年、趣味のナマズ釣りで飲まれた針を外すのにこの持針器を使っていました。他界した遺品の釣り道具の中にこの持針器がありました。形見というわけでもないけれど、捨てるのはしのびなく、診療室の机の中に納めていましたが、これを小物部品の把持に使えないかと考えました。先端は劣化していますが、消毒のためにこのように分解できるので、分解して先端の形成が可能でした。

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  ええ、奴床のように先端を形成したのです。これで小さい部品を把持したばあい、左手で押さえなくともラチェット機構でロックされるので、両手が使えるのです。

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  まあ、鉗子と同じですが使いやすいので商売上の特権として、また父の遺品の再利用ということで小物の把持の道具として使うことにしました。モノタロウでは安価なものもあるのですね。

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  コッペル弁の製作は進みましたが、細かい部品を落としたりして苦戦しています。

  ジョギングは疲れていたので休みました。