申し分のない性能のML210ですが、ハンドルだけはNG。プラのハンドルは小さいし、打ち込んである真鍮のスリーブはしばしばバックマンのシェイのギヤのようにハンドルの割れを生じます。このおばあさんすべてのハンドルが割れていて、プラのハンドルは空回り。真鍮のスリーブはネジに固着していて手がつけられません。だからこの価格だったのでしょう。自慢じゃありませんが、このおばあさんは当方に来なければスクラップだったでしょう。スリーブを外すためにネジにマイナスの溝を切り、何とかスリーブを除去。新しいハンドル用のφ10スリーブを作り具合を見ました。
ハンドルにはダイヤルをはめ込むので、マイフォード先生にお願いして、このように削りました。
ダイヤルにはt0.1の燐青銅板をはめ込んでおきます。これで、ダイヤルはハンドルの中で固定されながら回ります(変な表現)。
無事ダイヤル装着完了。
スリーブを接着したところで今日はここまで。明日には間違いなくハンドルの取り付けは完了します。ML210のハンドルは改良品が開発され、現在も入手可能ですが、価格は相当お高いです。ハンドルが割れた時の対処法として、こういう方法もあるということでご紹介しました。なお、黒い円盤型ハンドルはナベヤバイテックにあります。
ジョギングは23分22秒。え?昨日と1秒しか違わない!
明日は旋盤弄りを終わりにして、コッペルマレーに戻ります。