自由形コロンビアのリフォーム(2)うむ、一発!

  動輪押さえ板のところにプリント基板の集電ブラシを取り付ける方法はBACKWOODSのキットで学びました。BACKWOODSの場合は動輪が両絶なので、左右にブラシを当てますが、それがかえって動輪の左右動を上手く制御して、良い走りでした。諸般の事情でBACKWOODSさんが製造を休止したことは訪英時に知りました。それと、従前はブラシの材料は帯材でしたが、線材に変わってきたのは、単位面積当たりの圧力が線材の方が優れているからです。ましてやバネ性に優れたベリリウム銅線ですから。で、昨日の仕上げをしましたが、一発で走りました。トーマさんのφ8コアレスは実に素晴らしい。滑らかでじんわりトルクがあり、コギングは皆無です。16番の小型蒸機ではベストチョイスでしょうね。もちろんギヤはM0.25が良いのですが・・・。

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  で、きょうもこれだけ!明日テンダーを仕上げたらもう塗装ですよ。あ、前照燈があったな。ともかく43年の長く悲しい眠りからこのロコは目覚めました。ええ、今フォーレの第2番のバイオリンソナタを聴いているのですが、なかなかの名曲。間違ってなければフォーレがパリ音楽院の学長をしていた晩年の作品ですが、第1番から50年近くが経過していたとのことです。フォーレは初演の伴奏者のアルフレッド・コルトーに「永く悲しい眠りからこの曲を目覚まさせて欲しい」と依頼したそうです。このコロンビアも悲しい思い出もありました。ようやくリフォームがかない、8550兄弟と同じ塗装で快調に走るようになるでしょう。スパルタンシリーズの改造の1例としては悪くないと自負してます。

  ジョギングも快調に走りました。23分43秒。うん、つまりそういうことですよね。

  今日は集団接種のお仕事で、140人ほど問診しました。感じたのは、やはり主治医が接種すべきだということ。初対面の赤の他人に、摂取の可否を判定させられても無理ですよ!ま、なんとかしましたけれどね。