やさしく8550を作る(35)ハンドレールノブは炙り付けで

  置きハンダ炙り付けはハンダの量がコントロールできるので、余分なハンダを除去する手間が省けます。ハンドレールノブの取り付け場合、苦労してボイラーの内側からハンダを流してもはみ出し易いので、炙り付けてやってみました。ハンダはφ0.3をリングにしてからそれを半分にした半リングです。それでも、滑り落ちないので塊の置きハンダよりずっと使い勝手が良いです。写真の左のノブの根部写っているのが半リングハンダ。

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  炙るとこうなります。あ!ピンボケだ!!

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  そういうわけで、鏝を一切使わずノブを取り付けました。

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  実は愛用していたgootの電圧調節器が壊れてしまったのです。急遽バーナーで作業しましたが案外うまくいきました。細いハンダをリング状にして接合部に絡ませて炙り付けという方法は、決してコンのオリジナルではなく、様々な分野ですでに実践されていたようです。ですからハンダリング技法にプライオリティーを主張するなんて馬鹿げたことだとわかっています。でも、模型製作には一つの方法として技法の引き出しへどうぞ、というスタンスとご理解ください。ハンダリング技法はハンドレールノブの取り付けだけではなく、様々な場面で活躍の機会があるでしょう。

  で、今日はこれだけ。ジョギングも小雨で休みました。明日はボイラー廻りのディテーリングを進めます。じゃ!