コッペルマレーに挑戦(1)設計

  8550の下廻りの山を越えたので、コッペルマレーを少し進めることにしました。車輪径6ミリ、軸距離9ミリのHパワーをナローガレージさんに特注して快く作っていただきましたので、それを生かさなければなるまいと気にしていたのです。

  ともかくこの下廻りにどうやってドレスアップするか?という問題は結構重かったです。本機の場合、前部台車に車体が乗っかるためのステイが案外目立ちますので、簡略化してでも作らねばならない、後部台車も同様に上廻りを取り付けるステイがフレームの横から目立ちます。しかもたちの悪いことにそのステイをバルブロッドが貫通しています。

  教えていただいた資料では、もうドイツ語は読めませんが単語をたどって、おそらくインドネシアのジャワ島にいた本機をフランクフルトのフェルトバーンミュージアムに引き取って動態保存しているものと思われます。ショップナンバーは3902/1909ということで、1919年の誕生日みたいです。

  Hパワーが到着してからずっと、どうやって組み込むかを考えてました。今夜ようやくアイデア(ロクなものではありません)がまとまり、試作することにしたのです。マレーの特徴である後部台車と前部台車のシリンダーの作り分けは、手を抜くと絶対突っ込まれますし、幸い傾いていないので原型は2種類ですみそうですが、前部台車の車体を支えるステイは、うまくいくかどうか自信がありません。思えば9020のときから、前部台車の左右動を受ける機構が決定版がなかったことを思い出します。今回は動力がHパワーなので、あまり凝らずに万人向けに進めて見ます。ドコービルみたいに作りにくいということを避け、誰でも作れるものを目指します。

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  外は強風でジョギングもカミさんストップがかかりました。でも、下廻りの設計は楽しいです。色々なアイデアを整理して、これだ!と思い至ると嬉しくなります。様々なアイデアを模索して実践し、うまくいったときの喜びもまた模型作りの醍醐味ですね。明日は、設計をもとに試作となります。しかし小さいですね。16番ばかりしていると大きさのギャップに驚かされます。コッペルマレーは上手くいけば今年の軽便祭でデビューさせます、じゃ!