そういうわけで今日は会合。その前の僅かな時間で作業しました。ML210の整備です。市販のQCTPは高さがやや不足で、かさ上げが必要です。立派なケースに入っていますけれどね。
前回はネズミ鋳鉄の丸棒から円盤を削りだして顰蹙を買いましたので、今回は素直に真鍮厚板から。丁度10ミリのがありましたので、切り出しました。それでもバンドソーで切り出してフライス仕上げですので、少し横幅があるのですが、見逃してください。
取り付けもM8のボルトでは太すぎるので、M6のキャップネジを外注しました。75ミリで良さそうです。専用のフランジを作って差し込んで高さを調整しました。固定ボルトの長さは案外クリチカルです。
あとは突っ切りさえ届けば、試し削りと納品が出来ます。
ところでシリンダーのお尻を削ったERコレットの件ですが、コレットナットがきちんと嵌まっていませんでした。これはワークをコレットに差し込んでからナットで締めてしまったので、途中でワークがクランプされてしまい、これで良しとしてしまったのです。正しくはこの状態にしてからワークを嵌め込んでナットを締めるのでした。多くの方からご指摘があり、いつもの冷や汗三斗でしたが、削除しただけでは許されませんので、正しいERコレットの使い方という事で訂正記事と画像とします。
従って、コレットギリギリの旋削も全く問題なく可能だったのです。古稀になってもこういうポカをするという事は、先天的な要因がありそうです。では!