ボックスドライバー

  ドコービルの下廻りと上廻りの連結は、M1のナットに依ります。そのナットも平径が各種あり、迷いましたが、対辺2.5ミリのものを採 用しました。問題はそれを締めるボックスドライバー。ボルトの位置は妻板から2ミリなので、ドライバーも径4ミリ以下でないと使えないのです。当初予定し ていたANEX製は径が5ミリ強ですので、全体をちょんぎって、さらにヘッド部分を旋盤で削りました。

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  しかし、このドライバー、断端が余り奇麗ではありません。

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  ご存知のように、キャップネジの頭の部分はレンチとして使えます。平径2.5の頭を有するキャップネジはM3です。これでボックスドライバーを作ろうという話です。

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  断端は大分奇麗ですね。

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  実はドコービルのキットに、このキャップネジを同封して、各自作ってくださいね、というスタンスでしたが、作らないとまずいかなあ。キットの数だけ作るのはしんどいし・・・・。とりあえず7本作りました。

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  ローレット丸棒で工具を作るのは楽しいです。

  ジョギングは雨で中止。明日、エッチングの 修正を発送したら、ギヤードモーター作りとなります。今回のドコービルのキット作りは数年を要し、2〜3回の挫折を味わいました。軽便祭を目標に進めまし たが、中途工作本の編集とかいろいろありまして、ずいぶんお待たせしてしまいました。でもその分中身は可成りのものになると自負しています。色々ご指導賜 り感謝です。登山で言えば、9合目を越えました。