2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

やさしく8550を作る(10)テンダー下廻りへ

台車類はロスト部品があるので楽チンです。ただ、軸受の部分は調整が必要です。ロスト部品ではφ2.0の穴になっていますので、プレーン車軸のφ1.35はあまりにユルユルですので、軸受部分をパイプで形成します。長めにカットして、ハンダ付けし、あとで約1mmに…

やさしく8550を作る(9)テンダーの造作の続き

実はエッチング板のミスがあり、前面の寸法が足りなかったのです。ですから、前面の造作はこのようになります。石炭取り出し部分は横板だけですので、左右に4ミリほどステイを入れました。コーナーにはアングルを貼って感じを出しました。 実はまだ固定して…

やさしく8550を作る(8)テンダーの造作

上板はどうしても現物あわせです。曲げで作ったものは、予定の寸法にはならないからです。 手すりは先につけておかないとハンダ鏝がまわらなくなります。t0.5アルミ板をジグにしました。 この後、炭庫前面造作に入ったのですが、見事に失敗。曲げだけは寸法…

やさしく8550を作る(7)テンダーのフレア

昨日の失敗は「コの字に曲げる前に、フレアん部分の曲げを先にすべき」ということでした。実際コの字にしてからフレア部を曲げるのは案外難しいです。万力とゴムハンマーでじわじわ曲げました。フレアのコーナー部は片野氏の記事通りにするしかありません。…

コッペルマレーに挑戦(6)台車の受けを作って・・・・

こんな感じ。簡略化しています。 これで、モックアップの検討は終了。プチ問題があり、一旦休みます。 8550のテンダーにかかります。いつものように、当て板を貼って曲げますが、ここでもミスがありました。困ったもんです。 ジョギングは諸般の事情でお休み…

コッペルマレーに挑戦(5)モックアップの続き

後部台車に上廻りを取り付けることができましたので、問題の前部台車の受けにかかります。ここに310のベアリングを置いて受けにする予定ですが、寸法を確認しなくてはいけないので、仮のボイラーを丸棒から旋削しました。今日は忙しくてここまでです。 これ…

コッペルマレーに挑戦(4)モックアップ

を作りました。全体のバランスを見ることと、上廻りと下廻りの連結を確認するためです。 まだ途中ですが、載せてみました。こんな感じかな? 前部台車の受けはある考えがあります。明日のお楽しみ。ところで、本機は二重屋根ですが、なぜ二重屋根なのかな? …

ハンドレールノブを作る(3)仕上げ

ノブの球の部分にどうやって孔をあけるか?という問題です。今夜お話しする方法はコンの数少ないオリジナル技法です。 ジグは真鍮でも構わないのですが、硬いほうが良かろうということで、t0.3洋白板で作りました。このような簡単なジグで、端からノブの高さ…

ハンドレールノブを作る(2)旋削

ノブを旋削するバイトはおそらく最も簡単な総型バイトでしょう。相手は快削真鍮なのですくい角は0、このように下準備します。 ノブの部分を凹ませるにはドレメルのカッティングディスクを使います。まずダイヤモンドヤスリでディスクの端面を丸めます。保護…

ハンドレールノブを作る(1)

かつては既製品のハンドレールノブは頭が大きくて実感的ではなく、ドリルレースで頭を削ったり、割りピンでつくったりという時代がありました。その後珊瑚模型から挽物のパーツが出て、古典機ファンには喜ばれましたが、現在は供給は絶たれています。Sさんや…

コッペルマレーに挑戦(3)設計すすむ

どうやらHパワーをドレスアップする方法が定まり、それを設計に落とし込む作業です。画像は1枚だけ。 ここが設計のキモなので、手を抜けません。シリンダーブロックは取り付けビスを利用することにしました。 実は工作本の続編の作業が始まったのですが、思…

コッペルマレーに挑戦(2)床板

つまりせっかくのHパワーにどうやって動力部分や上廻りを取り付けるかというのが課題です。コンの考えた結論は、前部台車は前方のステイの二箇所と中央の一箇所で床板が固定できます。問題は後部台車で、モーターもあり、一筋縄ではいきません。結論は分割式…

コッペルマレーに挑戦(1)設計

8550の下廻りの山を越えたので、コッペルマレーを少し進めることにしました。車輪径6ミリ、軸距離9ミリのHパワーをナローガレージさんに特注して快く作っていただきましたので、それを生かさなければなるまいと気にしていたのです。 ともかくこの下廻りにど…

やさしく8550を作る(6)転がったぞ〜〜

スライドバーはこのように整形します。メインロッドが干渉しないように、、仮組み付けで様子を見ます。今回は全長21ミリ、下のスライドバーは3.5ミリカットして、端から6ミリのところで斜めに削れば良いとわかりました。 組み付けてチェック。 第1動輪のロ…

地震だ〜〜

ジョギングは流して26分5秒で戻った瞬間グラグラきました。「お!デカイぞ!」と思い工作室へ。やはり棚から物が落ちていましたが、微細なパーツは飛び散っていません。しかしKKCの版下を保存している本棚がヤワでまたしても倒れました。このため、机上のロ…

やさしく8550を作る(5)ロッド廻りの造作

ワイヤーカットのサイドロッドは、関節部にφ 1.0の洋白線でボルトを表現します。本機ではロッドの溝入れは省略します。 メインロッドは設計ミスで、2.5mm短くします。クロスヘッドピンの位置から1.5ミリのところに、軸受を押さえるボルトをφ0.5で植えます。 …

やさしく8550を作る(4)スライドバーの位置修正

原設計ではスライドバーとピストンロッドの中心距離は3.0でした。ジグで孔あけしたときに、3.1近かったので、ちょっとオーバーかなと思ったら、実際は2.8が正解でした。つまりロストの「引け」が効いたみたいです。ジグであけるときには2.85くらいがベストで…

やさしく8550を作る(3)スライドバーとクロスヘッド

そういうわけで、スライドバーは作り直し。あらかじめ差し込み部分を仕上げたこういう部品を作りまして、 練り銀ローでスライドバーを作りました。 ところが、約0.2ミリ寸法が違いました。スムーズに摺動しません。どうやって補正するかが、明日の課題だ〜〜…

やさしく8550を作る(2)やさしくないゾ!

シリンダブロックは分割式にしました。これでシリンダ間隔が微調整できるのではという目論見です。 スライドバーはシリンダーの中心から3ミリですので、スライドバー取り付け孔をあけるためのジグを用意しました。 ジグを使って孔あけなう。 φ0.8がやっとで…

やさしく8550を作る(1)シリンダー廻り

の前に、銀ロー付けの続きです。天敵U氏は「練り銀ロー」しか使わないと宣ってました。確かに固形ですと炙りかたを間違えばローは玉になり、あらぬところへ流れてしまいます。そこで練り銀ローでもう一つのスライドバーを作ります。1ミリ角線1本と0.8角線…

ロー付けのお勉強

工作本の続編でロー付けのことを書かなくてはならなくなり、お勉強を始めました。教えていただいた平岡先生のライブの本は本当に素晴らしい記述で、ここを読めばコンの出る幕は全くないのですが、逆にコンのようなロー付け苦手人間がどうやってロー付けを覚…

8550再開(14)どうやら出来たかな?

しかし、渡り板を固定してしまうと、絶対にドローバーが連結できないのですね。これって、頭で考えてもピンとこないけれど、現実を目の当たりにすると、あ、そうか!と納得してしまいます。テンダーのドローバーピンに入れようとすると、渡り板が邪魔なので…

8550再開(13)またフレームをフライスで・・・

の前に、ドローバーは作り直しました。前回より1.5ミリ伸ばしました。こんなもんでしょうね。 オファーがあり、大量にあるC2タンクロコの下廻りの改造をしました。コトの起こりは、旧中村のC2タンクの下廻りが大量にオークションに出ていたので、それを入手…

8550再開(12)ドローバー

前述しましたように、ドローバーを介しての導通は信用していないので、ドローバーは黒ベークで作ります。同人誌の発表記事では、ドローバーの長さを10ミリでまとめたとありましたので、それなら安全を期して11ミリで良かろうと安易に考えたのが今日のトチリ…

8550再開(11)サウンド接点

同人誌の版下作りとか色々ありますが、ともかく進めました。SL-1の配線はコンの頭には丁度良いみたい、DCCはもはやギブアップに近いです。で、火室下にまとめました。この接点が不良だと4拍子がワルツになったりポロネーズになったりしますので・・・・ あ…

ふむ!

同人誌の問題ですが、今回電子配信のメンバーと紙配信のメンバーを管理するため、リストを作り直しました。KKC会員は現在171名です。名簿に瑕疵があるとまずいので、今回は全員にメンバー確認をお願いしました。 ええ、8550はドローバーピンを作っただけです…

8550再開(10)点灯

やはりランプ掛けだけでは寂しい。幸い自作のロストで、小さな油燈があるので、それをランプ掛けに引っ掛けて、それが光れば申し分なかろう。てなわけで、いつものフライスでランプ掛けにきっちり納まるチャンネルを削り出して、油燈の背部にハンダ付けし、…

もう一度四角レンチの件

質問があり、「どうやってロッドピンに孔を開けるのか?、旋盤のチャックでは振れがでるのでは?」ということだそうです。コンはロッドピンの太さのφ1.8の時計コレットがあるので、それで・・・、では答えにならないので、三爪チャックでも(何とか)出来る…