あっ!

  もともとの伝動方式は、現在では酷いものと思いますが、あの当時のモーター事情やギヤ事情から考えれば止むを得ないし、それで良く木曽森林のイメージを再現したものとデザイン力を高く評価してのレストアです。確かに台動輪の後方にギヤトレインを置いてモーターをその後ろに縦に置くのは、新製ではあり得ない方法です。そこは目を瞑って、走行のテストを繰り返していたのですが、モーターのリード線に鰐口クリップで結線して前後進させていたのが失敗でした。何とpololuのモーターのリード線がpololuと取れたのです。

  これはもう修復不能。新しい奴を発注するしかありません。ところが、朱雀電気工業が2月28日で営業終了だそうです。

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  ことここに至って、万事窮す、ギブアップかと諦めかけましたが、何と代替モーターの在庫があり事無きを得ました。従台車の支持方法を交換できるようにしただけですが、あまり進められないので詳細は省略します。

  それより、4月に関西へ赴いてH御大のご機嫌伺いということになり、その際宿題の「ボギー車のユーレイ」を作ることにしました。そのネタ車は、以前御大からいただいたダブルルーフの米国型客車です。真鍮でしっかりつくられています。

  床板は木製でした。その作り込みの凄さは、製作時の気迫が感じられました。

  全部で5両ありますので、1両をユーレイにすれば5両編成がロコなしで走れるようにできるでしょう。H御大の長編成の安定運転対策の結論はユーレイでした。ま、トレーラーの抵抗を減らすとかその他の対策もありましょうが、今回は御大の意志を継ぐつもりです。御大はこの客車は捨てるつもりでした。勿体ないので頂いてきましたがこれもレストアだなぁ。

  さらに問題は花粉症。平常はクラリチンで十分なのに、今日は全く向こうで、眠気覚悟でアレロックも飲みましたが、やはりダメ。今夜はセレスタミンを飲んで寝る予定です。当然ジョギングも休みました。ではまた!

 

木曽森レストア(20)従台

  試走で問題はありませんでした。従台車はいつもの方式で取り付けます。この場合は心向棒の公式を外しても問題なかろうとい開き直りです。

  この原作者はブレーキ関係は無頓着でした。それに倣ってブレーキ関係は思い切って省くかもしれません。

  ジョギングは25分34秒。24分台はまだまだかな。

  ちょっとオファーがあり下手なピアノを披露しなければならなくなりました。子犬のワルツと64-2のワルツとしました。昔は何てことなく弾けたのですが、衰えは隠しようもありません。ただ、ゆっくりと味わい深く弾けるかもしれません。前座にアンダーソンの「忘れられた夢」を放り込む予定です。3月となり、慌ただしくなりました。3つの団体の会計と、町内会長、連合の副会長と会計の重荷が残っています。死神仕事は3月で引退できました。でもその倍の厄介な仕事を押し付けられています。毎日が日曜日の日々は多分永久に訪れることは無いでしょう。

木曽森レストア(19)クロスヘッド

  いつもの作り方で、何も新しいことはありません、などということはこのブログではあり得ないのです。常に新機軸を追求してやまないコンですので、今回も工夫してみました。クロスヘッドとスライドバーの関係です。L型に曲げても動きますし、クランクピンの干渉も避けられますが、ガタが大きいと外れます。「コ」の字にすれば安定します。それじゃあ、角孔にしたらどうだべ?というのが今夜のトライアル。何てことなく、フライスでチャンネルを削り出して、表面の板にハンダ付けするという暴挙です。

  ええ、滑らかに動きます。ガタが大きいとクロスヘッドは暴れます。それが実感味を削ぐことになりますので、こんなことをしてみました。スライドバーの位置の問題で、クロスヘッドは少し面長です。まあ、しゃあない。

  あ、メインロッドとクロスヘッドピンの固定はペーストと40/60ハンダです。

  で、今日は冷え込んでまたまたジョギングサボりです。明日は走るぞ〜〜〜。

木曽森レストア(18)フォーニィの従台車

  そういうわけで、3点支持の1点を従台車中央で担うことになります。この方法が新しいか旧いかは知らんけど、こうやってみました。台車のボルスターにV型の受けを設け、310ベアリングを取り付けたφ1線(Lに曲げる)で受けるのです。高さ調整はφ1線の取り付け位置で調整します。

  ハイトゲージで水平を確認します。動輪はシーソー運動するので、浮き上がることはないはずです。

  300Rに置いてみましたが、偏諱は少ないですね。ですから、この方法だと「尻振り」は可成り防げると思いました。

  暖かくなり、ジョギングを休む理由がなくなりました。25分12秒。さあ、これから休んでいた分を取り戻します。今夜も嫌〜な死神仕事がありましたが、どうやら今月で解放されそうです。汚れ仕事を30年やりました。ええ、春にはご褒美があるみたいです。ではまた!

木曽森レストア(17)フォーニィ

  18号機はフォーニィです。かつて内野氏はあの名作ノーザンの解説で4-4-0のイコライザーについて言及されており、先台車で1点、第1〜2動輪をイコライザーで結んで2点としての3点支持を推奨されていました。本機はフォーニィなので、前後逆ですが、同じ考えが通用すると思いますので、第1〜2動輪にイコライザーをかけ、従台車中央で1点で受けることにしました。ここにコロ式を挿入できるか検討したところ、出来そうです。

  ロッドピンは新製し、いつものレンチ式にしました。組み立てはものすごく楽です。

  明日はクロスヘッドです。これも新製します。

  ジョギングはサボっていたツケで26分6秒でした。暖かくなりましたので、これから頑張るぞ!

木曽森レストア(16)イコライザーをつける

  フレームの左右にM1.4のネジが切ってあったのでそれを利用してイコライザーを取り付けました。しかし、何と孔の位置が左右で0.3程狂っていました。その調整に四苦八苦して、ようやく0.2~3の上下動(シーソー運動)を確保しました。

  フレームは一切加工せず、動輪押さえ板を0.3だけ削り込んで、動軸の上下動を確保しました。

  ところで、クランクピンは真鍮メッキで、作り直すことにしました。明日は組み立てて、クロスヘッドまでやります。ではまた!

木曽森レストア(15)18号機はロッドを作り直す

  超小型軽量のギヤードモーターがあったので、伝動方式をそのままにしていましたが、Dさんのご指摘のように如何に後部過重を避けて、重心を前に持ってくるかということです。イコライザーを入れる前にロッドを作り直しました。いつもの作り方ですので、詳細は割愛します。

  イコライザーは恐らく±0.2ミリ位しか動かないでしょうけれど、どうなるか試してみますね。ギヤボックスは無いのである意味では出鱈目ですけれど・・・。

  ジョギングはワクチン接種の疲れと寒さの戻りでサボっちゃいました。明日はクロスヘッドとイコライザーだ〜〜〜〜。

  あ、クイズの回答をいただいていませんでしたね。あのお方なら一発で当てることができると思っていましたけれど。まあ、回答は明日に繰延です。ヒントの追加ですが、その機関車が活躍した軽便鉄道は、日本有数の有名な軽便です。そこの蒸機は多くは内燃機関車に改造されたのですが、本機だけは改造を免れ○○市に保存されています。